竹田の油あげ「谷口屋」の社長が語る成功の秘訣と美味しさの秘密【インタビュー動画「私のYB時代」】
YB channelでは、人生の先輩に成功の秘訣や人生の教訓を聞く「私のYB時代」のインタビュー動画を公開しています。
今回は、福井県の油あげレストラン、谷口屋の社長、谷口誠さんにお話を伺いました。
大正14年、谷口さんの祖父が始めた谷口屋は、大きな油あげが名物の豆腐屋。
1995年には谷口さんが日本で唯一の「油あげレストラン」をオープンしました。
その評判は全国に広がり、休日には待ち時間が3時間になることも。
その成功の秘密を、谷口さんの人生とともにひもといていきます。
(※本記事は小冊子「ヤング・ブッダ」6月号(No.174)より転載・編集)
豆腐屋の跡取りとして
実家は、福井県坂井市の竹田という山村で小さな豆腐屋を営んでいました。両親が毎朝、午前2時に起きて作る「竹田の油あげ」は、サクサク、ジューシーで、地元ではとても評判でした。しかし、小学生のとき友人に、「お前、油の匂いがするな」と、からかわれたことがきっかけで、豆腐屋を「かっこ悪い」と思うようになったのです。そして、将来は違う職業に就こうと決意しました。
しかし、食全般に興味があったため、高校は農業高校に入学。実習でパンや味噌などを作り、食品加工の基礎を学びましたが、卒業後は叔父の勧めで郵便局に就職しました。
26歳のときに保険の営業担当になると、豆腐屋への見方が変わる最初の転機が訪れました。実家の近隣を営業で回ると、お客様が皆、うれしそうに実家の油あげの話をしてくれるのです。
「うちの孫は、あんちゃんのところの油あげしか食べないのよ」
(……親父とお袋は、いい仕事をしてるんだな。豆腐屋は、かっこ悪くないのかもしれない)
それからは、お客様からの依頼もあって、週末には油揚げの配達を手伝うようになりました。やがて母から、「あんたも練習しなさい」と言われ、油あげ作りの修業も始めました。
見返りを求めない心
平日は郵便局員、土日は家業を手伝いながら11年経ちました。
(定年になったら細々と豆腐屋をやろう)
そう考えていた私に、再び価値観を変える出来事がありました。妻の勧めで、幸福の科学に入信し、そこで大川隆法総裁の著作『常勝思考』と出合ったのです。書籍には、見返りを求めない「与える愛」の大切さが書かれていました。私は毎日、夜中に淡々と油あげを作る両親の姿と、それを楽しみにしているお客様の姿を思い出しました。
(親父とお袋は、「与える愛」を実践しているんだ)
豆腐屋の仕事に誇りを感じて、40歳のとき、ついに家業を継ぐことを決意しました。
唯一無二のレストラン
店で働き始めると、気になることがありました。当時は店と住宅を兼ねていて、食事をする場所がなく、お客様は狭い玄関で油あげを食べていたのです。私はそれを申し訳なく思いました。
(できたての油あげを、ゆっくり食べてもらいたい!)
翌年、店を移転して工場併設型のレストランを開業。
しかし、オープン当初、油あげが
大変な事件でしたが、豆腐屋としてのプロ意識がさらに高まった貴重な経験でした。
油あげを、世界へ
店の評判が口コミで広がり、日本全国、海外からも多くのお客様に来ていただけるようになりました。2004年以降はありがたくも、ほぼ毎年テレビに出演させていただいています。
私の目標は、家族団らんの食卓を地域へ、日本へ、そして世界へ広げていくことです。「谷口屋の油あげがいい」と言ってくださるお客様のためにも、社員一同、真心を込めて油あげをお届けしたいと思います。世界への挑戦はこれからです。若い人たちも一緒に頑張りましょう!
15:34 『勇気の法』抜粋
動画で紹介された書籍
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YB channel紹介
学生と青年のための幸福の科学の小冊子「ヤング・ブッダ」編集部によるYouTubeチャンネル。誌面の特集やインタビューが動画でもお楽しみいただけます。