映画「さらば青春、されど青春。」ご案内
5月12日(土)より、映画「さらば青春、されど青春。」が全国の映画館にて上映されます。是非、お近くの映画館にてご覧ください。
努力を重ねた平凡な日々も。大切な人と過ごした時間も。ただひとり眠れぬ夜も──。
いつも、“何か”を求めていた。
イントロダクション
昭和50年代の東京。本をこよなく愛し、勉学に励んできた青年が、誰も経験したことのない究極の選択を迫られる、神秘的な青春ストーリー。実直で霊的な能力に目覚めた主人公・中道真一には、「君のまなざし」(2017年)で注目された大川宏洋。恋人・額田美子にはNHK連続テレビ小説「まれ」(2015年)で話題を集めた千眼美子(清水富美加)を起用。監督は、「君のまなざし」で手腕を発揮した赤羽博が再びメガホンを取り、儚くも美しい青春時代をノスタルジックに浮かび上がらせる。
ただ実直に、努力することしかできなかった。
せつなく、いとおしい、あの頃がよみがえる。
ストーリー
地方から東京の名門大学に進学した中道真一は、志を高く持ち、勉強に明け暮れる日々を送っていた。しかし、恋も就活も、なぜか思い通りにいかない。そんな卒業を控えたある日、神秘的な存在からのコンタクトがはじまる。
大手商社に就職した真一は、異例のスピード出世をし、社内でも評判の額田美子と恋に落ちる。ようやく人生がうまく回りはじめた一方で、“救世主としての使命”に目覚めていく真一。しかし、その人生を決断するためには、大切な人との結婚やエリートとしての将来を捨てなければならない。この世の幸福を選ぶか。それとも運命に従うか。迷う真一の心に、悪魔の誘惑が忍び寄る。
【中道真一 役】大川宏洋
東京の名門大学に進学し、大手商社に就職。志高く勉学に打ち込んでいる。
【額田美子 役】千眼美子(清水富美加)
主人公・中道真一と運命的に出会い、心惹かれていく。才色兼備の女性。
【中道忠正 役】
石橋 保
主人公の父。真一の「使命」実現にも尽力する。
【中道君恵 役】
芦川よしみ
主人公の母。真一をいつも温かく見守っている。
【南理沙 役】
長谷川奈央
主人公が学生時代に憧れる女性。良家出身の才女。
出演者に聞く、映画「さらば青春、されど青春。」注目ポイント
【南理沙 役】長谷川奈央
1992年7月4日、愛知県生まれ。出演作に、映画「君のまなざし」、土曜時代劇「忠臣蔵の恋」(2017)、舞台「僕は魔法が使えない?」(2018)など多数。
「理想の人間像」の発見
私は、主人公の中道真一が心惹かれる女性・南理沙を演じさせていただきました。
中道真一は、女性目線で見ても本当に素敵な方だなと思います。恋愛でも、興味本位とか外見に惹かれるだけとかじゃなくて、相手の人格に神秘的なものを感じ取って、そこを好きになってくれる人で、現実では巡り会えないんじゃないかというくらい誠実なんです。
しかもそれだけではなく、ものすごい努力家で、いつも志高く勉強に打ち込んでいます。そんな中道真一という人物を見て、私は「人間、こうありたいな」という理想像が描かれているのだ、と思いました。
中道真一は劇中、目に見えない神々とコンタクトできるようになりますが、きっと、「こういう人だから、神様に選ばれるんだな」「こういうことって本当にあるんだろうな」と納得する人は多いんじゃないでしょうか。すごくリアリティがあって、説得力もある作品だと思います。ぜひ、その辺りに注目して映画を観てみてください。
【平野和彦役】梅崎快人
1994年4月25日、秋田県生まれ。出演作に、土曜ワイド劇場「法医学教室の事件ファイル42」(2016)、映画「君のまなざし」(2017)など多数。
日常の奥に覗く「信念」
僕は脚本を読んで、男として胸を打たれました。
一見すると「淡々とした日常」が描かれているんですが、その奥に男の熱い信念、ポリシーが流れているのを感じたからです。それは、主人公・中道真一の「生きる姿勢」から滲み出すものなんだと思います。
僕が演じたのは中道の学友・平野和彦です。中道と学友たちは会話が噛み合っていないところがあり、観ればきっと「中道はズレてるな」と思う人も多いと思うのですが、そのズレはなぜ生じているのかに注目してみてください。僕はそこに、中道の熱い信念が見える気がして感動するのです。
それから、この作品は春の木漏れ日のような「ぬくもり」を描いていると感じました。誰しも家族や友人、同僚など、いろんな関係のなかで人の心の温かさを感じる瞬間があると思います。
いろんな人の支えがあって自分がある。それは人間にとって大事だけれども、日ごろ忘れがちなものです。この映画を観れば、きっと自分にとってのぬくもりの瞬間を思い出せるんじゃないかなと思います。