なかなか聞けない終活のギモン
終活ビジネスが盛んな現代。通夜・告別式をせずに火葬する直葬(ちょくそう)や、お墓を持たない樹木葬や海洋散骨など、多様な葬儀のスタイルが生まれています。総じて費用や時間や手間をかけずに済むプランが多いなかで、「そんなお手軽でいいの?」と疑問を抱く方も多いそうです。そこで、巷(ちまた)の終活セミナーでは質問しにくい「終活のギモン」を、幸福の科学の仏法真理の観点からお答えします。( 月刊「幸福の科学」3月号(No.373)より転載・編集)
Q1. コストを抑えたいから、私の葬儀は直葬にしようかな?
A. 自分の葬儀を見て死を自覚する
お葬式には、故人の霊に「死んだことを自覚してもらう」という重要な意味があります。人は死後、すぐには自分が死んだことを理解できず、お通夜やお葬式で、棺(ひつぎ)に収まった自分の遺体を見たり、家族が悲しむ姿を見たりしながら、少しずつ自分の死を受け入れていきます。
ところが、葬儀を省略して火葬する直葬では、故人に死んだ自覚がないまま肉体を焼かれるため、混乱して、あの世にスムーズに旅立てないことがあるのです。
Q2. お墓を維持するのって大変。私の代で墓じまいしようかな?
A. お墓はあの世に繋がる“アンテナ”
実は、お墓には“霊的なアンテナ”の役割があると言われています。お墓を機縁として、あの世の故人と心を通わせることができるんです。
霊界にいるご先祖にとっては、お盆やお彼岸などに子孫がお墓参りに来て、供養してくれるのはとてもうれしいことです。もし、先祖のなかに、地上で迷っていたり、地獄に堕ちていたりする霊がいる場合、子孫の供養の心が届けられることが、天国に導かれる縁(よすが)となることもあります。
しかし、お墓を無くしてしまうと、そうした「供養の心」が途絶えてしまいます。供養の中心となるお墓や納骨壇をきちんと守っていくことは、大事なことなのです。
Q3. 読経はお坊さんじゃなくて、今話題の“ロボット導師”でOK?
A. ロボットでは故人を導けない
本来、葬儀でお経をあげるのは、亡くなった故人に死んだことを悟らせ、あの世に還れるように「引導を渡す」ためです。
それには、お経をあげる人が、あの世の世界を知り、お経の内容を悟っていることが不可欠。悟れないロボットが読経しても、残念ながら何の力もありません。
Q4. 遺言書を書いて、遺産配分も決めた。でも、死ぬのが怖くて…。
A. 宗教を学び、人生を振り返ってみる
巷の終活で取り組むのは、この世的な身辺整理が中心です。確かにそれも大切ですが、それ以上に、自分の死に対する「心の整理」ができていなければ、不安や恐怖は拭(ぬぐ)えません。
「死にたくない」という思いでいっぱいのまま亡くなったら、“幽霊”になってしまうこともあるんです。そうならないためにも、ぜひ正しい宗教を学んでください。
「人は魂修行のために、この世に生まれてくる」という真実を知ると、つらかったことも「魂を磨く機会だった」と分かり、感謝に変わっていきます。また、心残りがないように、人間関係の葛藤などがあれば、早めに解消しておきましょう。
あの世の存在を知って、残りの人生を充実させ輝かせていくことこそ、「本当の終活」なのではないでしょうか。
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