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22 July

自宅でできる先祖供養【霊的世界のほんとうの話】

Q.日ごろの先祖供養はどうしたらいいですか?

A.「真理の言葉『正心法語』」や「仏説・願文『先祖供養経』」を上げる方法があります。

廻向(えこう)とは、自分の愛情や徳を先祖に廻してあげること。

仏教で言うところの廻向というのは、要するに、自分の持っている光を他の方に手向(たむ)ける、自分の持っている愛情を他の方に手向ける、あるいは自分の持っている徳を他の方に廻(まわ)してあげることを言うのです。

あの世では、たとえ地獄に落ちていたり、迷っていたりする場合でも、反省さえきちんとすれば、みな天国に還れます。

自分自身の心の針の方向を変えて、思いを入れ替えれば天国に還れるのです。しかし、亡くなったご先祖には、そういうことが分からないので、生きている子孫のほうが実践してみせるのです。

先祖はいつも家族のほうを見ているので、子孫が実践してみせると、「ああ、こういうふうにするのだな。ああいう考え方をするのだな。人に愛を与え、それを手柄にしない。人に優しく生きていく。そういう生き方を私の子孫はしているようだ。なるほど、自分はそういう生き方をしなかったな。これが間違いなのだな」と気づいていただけます。

そのようにして、子孫が多少なりとも力を貸してあげられることも、実際はありうることなのです。

仏法真理の学習をして、蓄えた光を手向けると、先祖の苦しみが和らぐ

幸福の科学で説かれている仏法真理の学習をして、日々、精進していると、みなさんの心のなかに光の蓄積ができてきます。

“蔵”ができてきて、その蔵のなかに「富」ができてくるのです。この蔵のなかの「富」、すなわち「光の部分」は、みなさんがこの世でつくった「徳」と言ってもいいでしょう。精進することによって、日々、徳をつくっているわけなのですが、この徳を先祖に手向けることができるのです。

それは、みなさんが貯金をしてお金を持っていたら、困っている人に寄付してあげたり、助けてあげたりできるのと同じです。みなさんの徳という、目に見えない精神的なるものがあるからこそ、「廻向」といって、これを手向けることができるのです。“廻してあげる”ことができるのです。

こうすると、溺れかかっている人に、ちょうど浮き輪が廻ってくるような感じになります。あくまでも自分でそこから出なければいけないのですけれども、その苦しみを和らげてあげることができるのです。

地上の人が考えていることは亡くなった人にも伝わる

個人で月に一回ぐらい故人を供養する場合には、「真理の言葉『正心法語』」という経文を唱える方法があります。これを唱えてあげますと、非常によく効きます。

普通の人は霊能者的な法力を持っていないでしょうが、真理を学ぶことによって、ある程度、「悟りの力」、「念いの力」がついてきます。

そうした人が経文を読むと、その思いが、亡くなった人に伝わっていくのです。個人で行う供養は、手間もかかり、効率もそれほどよくはありませんが、地上の人は、自分自身の修行を兼ねて、自分の徳をあの世の霊に廻向することが可能です。

あの世は思いの世界であり、地上の人が考えていることは、あの世の霊にも伝わります。

地上の人が、亡くなった人に対し、「あなたはこうした点が間違っていたのです。それを反省しましょう。私自身も努力して生き方を変えていきますから、あなたも修行しましょう」と念じて、五年、十年と修行を続けていくと、あの世の霊も次第に浄化され、救われるのです。このようなことを教えているのです。

分かりやすいお経のほうが救済力がある

また、幸福の科学の三帰誓願者には「仏説・願文『先祖供養経』」(『祈願文①』に所収)という経文も与えられます。

この経文を上げていきますと、上げている人自身が反省ができて、正しい心の波動になるようになっています。

あの世の人を供養するだけでなく、生きている人間自身が、正しき心を探究できるような経文になっていますから、両方に通用する経文です。どちらも、現代語で非常に分かりやすく書いてあります。

通常、先祖供養をするときには、お寺のお坊さんが来て、「法華経」や「般若経」などのお経を上げるわけですが、そういう漢文のお経は、残念ながら、たいていの霊には言葉の意味がよく分かりません。

お経の漢字は、呉音という独特の読み方をする上、お坊さんは、それに抑揚をつけて読むので、普通の人には言葉の意味が分かりません。そして、生きているときに聞いて分からないものは、死んでも、やはり分からないのです。

しかし、幸福の科学の「仏説・願文『先祖供養経』」のように、非常に分かりやすい経文であれば、みなさんがそれを聞いて理解できるのと同じく、亡くなった人でも理解できるのです。

子供にも分かるような言葉であれば、亡くなって迷っている人でも、ある程度は分かります。分かりやすい言葉で書かれていることで、かえって救済力が増すわけです。

供養につきましては、こちらもご覧下さい。
 【霊的世界のほんとうの話】 成仏・供養

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参考文献:『正しい供養 まちがった供養』

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