Q&A, 幸福の科学情報
23 July

なぜ不幸な境遇で生まれてくる人がいるのですか?【霊的世界のほんとうの話】

Q. なぜ不幸な境遇で生まれてくる人がいるのですか?

A.人間は、あの世で自分の環境や立場を計画して生まれてきます。

不自由な体で生まれる霊的な背景

なかには、身体的に不自由な人もいるだろうと思います。それは、今世だけをとってみたら、たいへん悲しいことですが、その人のライフ・リーディングをしてみると、八割から九割は過去世に原因があります。人間は、過去の転生において、戦争やけんかなど暴力行為をたくさん経験してきています。その過程で、他の人を何らかのかたちで傷つけた経験があると、カルマの仕組みとして、まったく同じ部所が傷むことがあるのです。例えば、過去世でローマ時代に生まれ、他人の目を、くりぬいたり潰したりする経験をしてしまった人もいます。そうした経験をしたために、次の転生では目で苦労する人もいます。同じように、耳で苦労する人もいます。あるいは、戦争で他人の足などを刀で切って傷つけたようなときに、どこかの転生で一度、不自由な体で生まれることもあります。「自分の身になってみないと分からない」という人間の愚かさゆえに、もう一度チャンスを与えられていることが多いのです。

不幸な境遇をあえて選んで生まれる人もいる

あるいは、そのように罰として繰り返すのみならず、自分から進んで、そういう環境に身を置く人もいます。地上時代の過ちは過ちとして、もう十分に反省はしているのですが、自分の良心が自分自身を許すことができないため、あえて、そういう環境や立場を選び、「どうか、一度、そういう経験をさせてください」とお願いして生まれてくる人も、なかにはいます。例えば、何らかの不注意で子供を亡くしてしまった人、あるいは、何らかの原因行為によって、病気や事故で自分の愛する人を亡くしてしまった人は、悔恨の思い、後悔の思いというものに、どうしても耐えることができなくて、次回生まれ変わってくるときに、「どうか、自分を、天寿がまっとうできないような境涯にしてください。一度でいいですから、そういう経験をさせてください」というお願いをして生まれ変わり、病弱であったり、あるいは、二十歳を過ぎてから事故に遭ったりして、亡くなる人もいます。
そのときに、あの世で自分がそういう計画をして生まれてきたことを忘れ、今世のみの幸・不幸を捉えて、親を恨んだり友人や先生を恨んだり、あるいは、環境を恨んだり国を恨んだりする人がいますが、これは間違いなのです。
※カルマとは、過去世から持ち越した人生の宿題のこと。

あの世のことがよくわかる!

『霊的世界のほんとうの話。』

『霊的世界のほんとうの話。』(大川隆法著/幸福の科学出版)

「人間は死んだらどうなるの?」「神さまがいるのに、なぜ悪がなくならないの?」など、素朴な疑問に答えるスピリチュアル入門の決定版。霊的な知識がわかりやすく網羅されています。この記事は同書Part2-Chapter1「この世に、どうやって生まれてくるのか」を元に作成しました。

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