カルマ(業)とは何ですか?【霊的世界のほんとうの話】
Q. カルマ(業)とは何ですか?
A.その人の魂が背負っている「宿題」のことです。
人間は「人生の課題」を決めて生まれてくる
転生を繰り返しているうちに、魂には一定の傾向性というものが出てきます。何度も何度も転生しているうちに、その人の魂にとっての特徴が、長所と短所として、はっきりと出てきます。そして、生まれ変わりのシステムをつぶさに研究すると、「どうやら、人間は、この世に生まれ変わってくる前に、今世の魂修行の課題とも言うべきものを明確に決めてきているらしい」ということが分かってきました。過去の何回かの地上経験を経て生きてきたときに、その人が卒業できなかったこと、そのままでは合格ではなかったと言われるところを、同じような環境において、もう一度、試されることもあれば、まったく逆の環境において試されることもあります。
カルマを刈り取る方法とは?
例えば、女性であれば、今世で、夫、あるいは、それ以外の男性から虐げられ、「なぜ、こんなに虐げられる生き方をしなければいけないか」と思うような、ほんとうにつらい一生を送ることがあります。そういう仕打ちをした男性は、カルマという、その人の魂が背負っている宿題を持って、あの世に還ることになります。その男性がそのカルマを刈り取るのには二通りの方法があります。
一つは、「もう一度、同じような魂の人と、夫婦なら夫婦、友人なら友人、知り合いなら知り合いになって、似たような環境で過ごす」ということです。前回と同じように、例えば、その女性をいじめる人生を生きるか、それとも、今度は心を入れ替えて、見事に調和された夫婦生活、あるいは友人関係を持つか、それを試される場合です。
もう一つ、まったく逆のケースとして、「そうした男性が、今度は女性として生まれ変わってくる」ということもあります。そして、今度は、逆に男性に意地悪をされるような立場を経験することもあるのです。
魂のカルマの刈り取りの方法としては、そういう極端な二つのケースがあります。似たような環境において、もう一度やって、どうなるかを何回でも試されるケースと、まったく逆の立場で、つまり、自分が加害者であるならば、被害者になった立場でどうなるかというケースがあるのです。
あの世のことがよくわかる!
『霊的世界のほんとうの話。』
「人間は死んだらどうなるの?」「神さまがいるのに、なぜ悪がなくならないの?」など、素朴な疑問に答えるスピリチュアル入門の決定版。霊的な知識がわかりやすく網羅されています。この記事は同書Part2-Chapter1「この世に、どうやって生まれてくるのか」を元に作成しました。