Q&A, 幸福の科学情報
14 April

死ぬときどうなるのですか?【霊的世界のほんとうの話】

Q.死ぬとき、どうなるのですか?

A. 自分が死んだことを自覚できない人がほとんどです。

死後、魂はしばらくは肉体のなかにいる

私たちは肉体の死によって滅んでしまうわけではありません。肉体には魂が宿っており、死後は、その魂が肉体から離れ、あの世へと旅立っていくわけです。
ところが、通常、自分が死んだことがなかなか分からないのです。もちろん、亡くなって、その日のうちにさっと肉体から出ていく人もいますが、普通の人は、自分が死んだことがすぐには分かりません。そこで、しばらくは、病気の延長のようなつもりで肉体のなかにいるのです。

死んでも「意識」がある

そして、周りの人が、「ご臨終です」とか、いろいろなことを言っているのを、「まだ生きているのに、おかしなことを言うなあ」と思って聞いています。ときどき、まぶたを開けたり閉めたり、ライトを当てたりされるので、「何をするか。まぶしいじゃないか」と本人は言っているのですが、「反応がありません。もう瞳孔が開いています」などと言われるわけです。あるいは「心臓が止まりました」とか言われるので、自分の胸に手を当ててみると、まだ心臓は動いているのです。
これは心臓の霊体がまだ動いているからなのですが、「あれ、おかしいな。心臓が動いているのに『止まった』と言っている。この医者は誤診をしている。『脳波も停止しました』なんて、大変なことを言っているけれども、現に脳が一生懸命に活動しているのに、何を言っているのだ」というように思うのです。

「みんながおかしくなった」と思う

そのうちに、やがて「ご臨終です」と言われ、家族がおなかの上に寄りかかって泣き始めたりします。本人は「今ごろ泣かれても困る。元気なときに泣いてくれないと。そんなに泣くなら早めに泣いてくれ」などと言っていますが、どうやら思いが通じていないようであり、また、「おかしいな。体が動かないな」ということもあり、不思議な感覚なのです。その日は、お通夜や葬式の準備で、いろいろな人が集まってきたりするのですが、ある程度よく分かっている人だったら、「どうやら死んだかもしれないし、死んでいないかもしれないし」と、しばらくは、もうひとつよく分からない感じがします。一方、自覚がまったくない人は、「まだ生きている」と信じているわけですから、「みんながおかしくなった」と思うのです。 そして、いよいよ、お通夜や葬式が始まり、自分の写真が額縁に入れて飾ってあったりするのを見て、「もう勘弁してくれよ。嫌だよ。まだ死にたくないよ」などと言っているのです。

ほんとうの「死」は、肉体が機能を停止してから一日ぐらいかかる

その間、魂は肉体を出たり入ったりしています。まだしばらくは家のなかにいて、ときどき、屋根近く、あるいは天井近くまでフワッと浮いていき、下を見て何だか怖くなって、また戻ってみたりとか、そういうことを繰り返しているのです。人間の後頭部には、銀色の細い線で魂と肉体がつながっているところがあります。幸福の科学では、それを「霊子線(れいしせん)」と言っています。これが切れないかぎりは、魂が肉体に戻ってくることがありうるのです。しかし、これが切れたときは、もう二度と帰ってくることができません。
そのように、ほんとうの意味での死は、肉体が機能を停止したときではなく、通常、それから一日ぐらいはかかるものなのです。

あの世のことがよくわかる!

『霊的世界のほんとうの話。』

『霊的世界のほんとうの話。』(大川隆法著/幸福の科学出版)

「人間は死んだらどうなるの?」「神さまがいるのに、なぜ悪がなくならないの?」など、素朴な疑問に答えるスピリチュアル入門の決定版。霊的な知識がわかりやすく網羅されています。この記事は同書Part1-Chapter1「人間は死んだ後、どうなるのか」を元に作成しました。

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