浪人決定……【悩み相談】
浪人決定……
志望校に合格できず、浪人が決定しました。「努力が足りなかった」と言えばそれまでですが、正直、「何でオレだけ」という気持ちでいっぱいです。これからの浪人生活のことを考えると、憂鬱で勉強する気が起きません。(浪人1年目・男子)
幸福の科学の職員が、人間関係の悩みや仕事・家庭での悩みなど、人生の途上で出会う具体的な問題にお答えします。幸福の科学では「人生は一冊の問題集」であると捉えて、幸福になるための心の法則を学んでいます。
人生では、何が成功につながるか分からない
一生懸命頑張ったのに結果が出ないつらさは、とてもよく分かります。
かくいう私も、大学の前期試験で第一志望に落ち、行く大学がどこもないという時期がありました。周りは合格が決まり、「楽しそうでいいな」と落ち込んだことを、今でもはっきりと覚えています。しかし、幸いにも、最後まで粘り抜いたところ、後期試験で第二志望の大学に合格。友人や先生にも恵まれ、今ではその大学に行くことができて良かったと心から思っています。
人生では、何が成功につながるか分からないもの。浪人することによって精神的に成長できたり、将来の夢を考えるきっかけになったり、予想外に学力が伸びたりと、さまざまです。大学の倍率も、3~4倍は当たり前で、人気のあるところでは10倍以上になることもあり、統計学的にみれば、浪人は決して珍しいことではありません。すべては、あなたの今後の頑張り次第で、素晴らしい人生が拓けていきます。まだまだ今からでも挽回可能です!
「志」が今後の精進を引っ張る力になる
浪人生活を始める際には、まず、「自分はそもそも将来どうしたいのか」ということを、もう一度考えてみてください。もし見つからなければ、この一年を通して、「人間的に成長しよう」という志でも構いません。その志が、あなたの今後一年間の精進を引っ張る力となります。志は、ぜひ紙に書いて見えるところに貼りましょう。原点を忘れずにいられます。
一日一日、できることをやっていく
志を立てたら、次はそれをもとに努力を継続できるかが勝負となります。書籍『忍耐の法』には「たとえ苦しくとも、耐え続ける中に、真実は光ってくるものだ。ただ耐え忍びの時は、心を強くし、平凡でもいいからコツコツと努力を続けることだ」とあります。
これから一年間、勉強し続けるのは苦しいかもしれません。しかし、耐え続け、努力し続けるなかで、人物が練られていくのです。
昔から、「偉人や大人物になるためには、大病、浪人などの苦難や困難を経験する必要がある」と言われています。ここ数年見てきた浪人生も、苦難を経験することで、たった一年で精神的に随分と成長しました。
昔のことを後悔したり、未来を考えて取り越し苦労するのではなく、一日一日、できることを書き出し、消し込んでいくなかで、必ずや未来は拓けます。忍耐の時代を生き抜いたその頑張りは、あなたの人生を成功へと導く土台となるのです。
あきらめずに頑張ってください。この忍耐の一年が、あなたにとって飛躍の一年となることを心よりお祈りいたします。
答えてくれたのは……
幸福の科学 宗教教育企画局
児玉 理 部長
仏法真理塾「サクセスNo.1」東京本校において、信仰教育を行っている。
※役職等は2014年5月現在のものです
オススメ書籍
『忍耐の法―「常識」を逆転させるために―』(大川隆法 著)
NEVER GIVE UP! 逆境、ストレス、試練に負けない立ち直る力。
試練や逆境に打ち克ち、夢や志を実現するための武器となる忍耐力について説かれた一書であり、成功を目指している方や、スランプや挫折で悩んでいる方をはじめ、多くの方に勇気と希望を与えてくれる内容です。
スランプの乗り切り方
試練に打ち克つ
徳の発生について
敗れざる者
常識の逆転
本内容は、月刊「ヤング・ブッダ」第126号より転載し、編集を加えたものです。
機関誌は全国の幸福の科学の精舎・支部にご用意しておりますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
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