大川総裁法話『魂の救済について』
5月28日、仙台支部精舎において、大川総裁より法話『魂の救済について』、及び質疑応答を賜りました。
本法話では、初めに大川総裁より被災地の皆様に対して、お悔みとお見舞いの言葉がございました。さらに、東日本大震災で亡くなられた方々の魂に対して、救済と鎮魂の念いを込めて、直接語りかけられました。
ここでは、本法話を抜粋で紹介いたします。
【法話抜粋】
「実在世界があって、この世は仮の世」が当たり前の姿
・私は、こういう震災は単なる自然現象とは考えない。全て自然現象で話がつくなら宗教は必要ない。偶然の連鎖だけで物事が起きているなどとは、全然思っていない。
・今我々が感じ取るべきものは、何らかの回心、改心の原理。私は物事には何でも意味があると思うし、かすかでも、そこから何かを読み取らねばならないと感じている。
・先週、フィリピンで講演会をやった。40分ほどの講演をしたが、聴衆の中の2200人くらいは一般の方だった。そのうち2100何十人かは、講演のあと当会の信者になった。90何%の入信率。嬉しいことではあるが、ある種の違いは感じた。それは、国の持つ宗教的磁場、信仰に対する肯定的価値観。ブラジルでもインドでもそれは感じたこと。信仰心の薄い国ならそうはならないので、国の宗教心のあり方は、非常に大きく影響する。
・この国の、政治的な考え方や教育的考え方、ジャーナリズムの作ってきた戦後の考え方に染まってできてきた常識や考え方。それを何とか当たり前の姿に戻したい。この世的なことばかり話しているのが、残念で残念でならない。宗教を迷信で片付けているのかもしれないが、「実在世界があって、この世は仮の世」という教え通りなら、人間の考え方のほうがひっくり返っているのだ。これを回心の原理で改心させ、考え方を正反対にさせないといけない。この仕事をするのが宗教の仕事。
今、求められる「宗教的価値観」「あの世の悟りの世界」
・日本は唯物論の国に近い価値観を持っているが、このような震災が来ることによって、ある意味で宗教的価値観に回帰する機会が与えられた面はあると思う。仏教の原点に戻れば、諸行無常の意味を教えてくれたということ。この世のものは、全て移り変わり、同じ形をとどめるものはない。そういう姿を現実に見せられた。
・また諸法無我という教えは、この世の中で実態のあるものは何もないという教え。この世的なものは全て滅びていく。本来の姿は、あの世にしかないのだということ。肉体も家も滅びていく。そうした実態のないもの、蜃気楼のようなものに人々が惑わされているというのが、諸法無我の教えだが、それもまざまざと見せられた。
・「三法印」の最後の、あの世は寂として澄み切った世界であるという「涅槃寂静」の教え、あの世の悟りの世界に憧れる教えがあるが、これが今求められていることかと思う。仙台正心館の建立も兼ねて、鎮魂をするつもりでいる。寂静の世界、心が安らいで平和な心で、人々が実在界で暮らせるように願いを込めなければいけないと思っている。
亡くなられた方々の魂へ、救済の呼びかけ
・生きている人間だけでなく、亡くなった皆さん方にも申し上げておきたい。
・この世は最終的な住みかではないということをよく知ってほしい。この世を去った世界が本当の世界なのだ。あなた方は、いま、悔しいかもしれないし、死んでも死に切れない気持ちで一杯だろうと思うが、それでも、そちらの世界が本当の世界なんだ。本当の世界の中で、自分の人生を再設計しないといけない。
・指導霊、光の天使、お坊さんや天使のような存在がやってくると思うので、この世での教育やマスコミの情報は一端横に置いて、どうか心を開いて、素直に彼らの言葉を聞いて欲しい。嘘や偽りで言っているわけではない。救済の手は伸びているはず。その言葉や助けを拒絶していたら、いつまでたっても苦しみの中から逃れることはできない。だから心を開いて欲しい。
・今からでも、亡くなった後でも結構なので、どうぞ幸福の科学に救いを求めて欲しい。大川隆法の名を呼んでください。エル・カンターレの名を呼んで下さい。それが現代的な阿弥陀如来の代わりです。呼んでいただければ、救済の光は必ず降りてくる。どうか東日本の地が幸福の地に変わりますように。
※ 法話の全編は5月31日以降、全国の幸福の科学の支部・拠点・精舎でどなたでも拝聴することができます。
お近くの支部・拠点・精舎までお問い合わせください。
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