Archive for the ‘悩み相談’ Category
学校から帰ると、カバンを投げ出したまま遊び始めてしまいます。
家に帰ってくると、カバンも帽子も片付けないまま、すぐにゲームを始めたり、外に遊びに行ったりします。たびたび注意するのですが、同じことを繰り返して、なかなか片付けができるようになりません。どうすればいいでしょうか。
(小1男の子のママ)
言葉のシャワーは逆効果。子供がルールを決めて守れるよう導きましょう。
回答者 諸田 康子 さん
長年、公立保育園で活躍してきたベテラン保育士。
子供の自主性を大切に育みましょう
子供にルールを考えてもらう
やりとげる喜びを実感!
諸田 子供が、ものを出しっぱなしにして片付けができていないと、そのたびに「ほらまた! どうしてちゃんとやらないの?」と叱ってしまうお母さん、多いと思います。
しかし、反射的に叱ってばかりだと、子供はその場ではしぶしぶやっても、自主的に片付けるということは身につきません。
一度、穏やかな時間をとって、子供の目を見ながらちゃんと話し合ってみてはどうでしょう。親の決めたルールを押し付けるのではなく、「家に帰ったらカバンと帽子はどうすればいいと思う?」と問いかけ、子供が自分で考え、納得し、ルールを決められるように導くのです。
子供は、自分で決めたルールは、がんばって守ろうとするものですよ。
ママ ルールを決めてもやらないときは、どうすればいいでしょうか。
諸田 言葉のシャワーで責めるのではなく、「あれ、カバンはどうするんだったっけ?」と、ルールを思い出させるような言葉をかけてあげてください。
大切なのは、自分が決めたルールや約束に責任を持たせてあげること。それが実行できたとき、子供は誇らしい気持ちになり、自信が芽生えるのです。
たとえ完璧にはできなくても、お母さんが上手に見守りながら導くことが大事ですね。
(この記事は月刊「ヘルメス・エンゼルズ」より転載しました)
オススメ書籍
『じょうずな個性の伸ばし方―お母さんの子育てバイブル―』(大川隆法 著)
子供の個性を、もっと愛してあげよう。
幼児期の教育法、体罰としつけの違い、正しい胎教から、反抗期の乗りこえ方、病気や障害についてまで――。霊的な真実と5人の子育て経験から導き出された数々のヒントがここに。子育てに悩んだり、疲れてしまったときにお読みいただきたい一書です。
「人生の問題集」を見つけ、解決しませんか?
人生相談を行っています
幸福の科学では悩み解決や人生の好転をサポートしています。悩みや相談ごとのある方はぜひ支部にお越しください。幸福の科学で修行を積んだ実績ある支部長・講師がお話をうかがいます。プライベート・秘密はお守りしますので、安心してお話しください。
寝る前の読み聞かせを始めると、大さわぎになってしまいます。
寝る前の読み聞かせを習慣にしたいのですが、絵本を読み出すと大さわぎになってしまいます。そい寝をしながら絵本を読み、ゆっくり眠りに入る子供達の姿を夢見ているのですが、よい方法があれば教えてください。
(6才女の子・4才男の子・2才男の子のママ)
目的を明確にし、生活の延長線上での方法を選びましょう。
回答者 藤本 禮子 さん
一男二女の母。現在もカウンセラーとして活躍している。著書に『子供の心のパートナーになるために』(潮文社)等がある。
藤本 子供達はママと過ごす時間がとても嬉しくて興奮状態になっているようですね。そんな状況から思えるのは、ふだんの子供達とママとの関わりが、子供達がママに求めているよりも少ないのかもしれないということですね。
今のままではママの望む、そい寝をしながら読み聞かせをするというのは難しいのではないでしょうか。
いっそ時間を決めて、みんなで楽しいゲームなどをしてみるのもよいと思いますよ。
ママ そうですか―。
藤本 寝る前の読み聞かせを習慣づけたいというのはどういう目的ですか。
ママ 本好きにしたいと思いまして…。
藤本 そういう目的なら、読み聞かせは、別の時間にしたらどうでしょうか。
本好きにするには、日頃からママの読書する姿を見せるようにしたり、子供達と一緒に図書館に出かけて好きな本を探させたり、場合によっては一番上のお姉ちゃんがみんなに絵本を読んでお話ししてあげるのもいいですね。
親が子供のために何かしようと思う時は、まずその目的を明確にする必要があります。その上で、子供の個性や年令を考慮し、ふだんの生活の延長線上でできることを、無理なく取り入れることが大事だと思いますよ。
本好きにするにはこうしましょう
ママの後ろ姿を見せる
一緒に図書館へ出かける
(この記事は月刊「ヘルメス・エンゼルズ」より転載しました)
オススメ書籍
『しあわせってなあに 第1巻』(大川隆法 著)
親子で語りあう。親子で育みあう。心の大切なこと。
わかりやすい真理の言葉で心と頭がすくすく育ちます。
子育てでイライラしてしまうお母さんにもぴったり。
〈第1巻収録〉
第1話 明るく生きること
第2話 やさしく生きること
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上の子が下の子にちょっかいを出しては兄弟げんかになってしまうのですが…
おもちゃの取り合いや食べ物のことで兄弟げんかが絶えません。上の子が下の子にちょこちょこ手を出して泣かせてしまうことが度々あります。どうしたらよいのでしょうか。
(6才、2才男の子のママ)
子供は思っている以上に親の愛情に敏感で、深い関心を持っています
回答者 藤本 禮子 さん
一男二女の母。現在もカウンセラーとして活躍している。著書に『子供の心のパートナーになるために』(潮文社)等がある。
藤本 親の方からすれば、兄弟は仲よくあってほしいと思うものです。しかし、実際は親の愛を奪い合うライバルだという一面があるのです。上のお子さんは何か面白くない感情を抱いていると思ってよいでしょう。
ママ 下の子にですか?
藤本 お兄ちゃんは自分への親の愛情が減ったと感じているか、自分は愛されていないと感じているのかもしれませんね。
ママ 二人とも同じように可愛がっているつもりなんですが…。
藤本 親は平等に愛を与えているつもりでも、子供は同じか、それ以上に自分が愛されていると感じたいのです。特に上の子は、下の子が生まれるまで一身に親の愛情を受けていたのですから、兄弟ができて嬉しい反面、寂しくもあることを理解してあげましょう。
コツは上の子をちょっと多めに愛してあげることですね。子供は親が思っている以上に、親の愛には敏感で、一番自分が愛されたいと思うものです。その意味で、けんかは欲求不満の表れとみてよいと思います。
ママ 寂しかったのかしら。
藤本 お兄ちゃんらしい振る舞いを心から褒め「ありがとう。」と伝え、弟が見ていないところでは充分甘えさせて「あなたは大事な子供だ。」ということが、子供によく伝わるように努力や工夫をしてみてください。
(この記事は月刊「ヘルメス・エンゼルズ」より転載しました)
オススメ書籍
『あげママの条件―子供を上手に育てる8つの「考え方」―』(大川隆法 著)
毎日がんばっているすべてのママに贈りたい大切な一冊です。
正しいしつけ、成功する教育法、そして、上手な叱り方……
ママが心掛けたい8つのポイントを、豊富な経験と深い人間学からわかりやすく説き明かしました。
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公園から帰る時、いつも息子に泣かれてしまいます。どうしたらいいの?
一人息子と公園に行くのが日課ですが、時間が来て帰ろうとしても聞いてくれません。いつも、最後には泣き出すので、仕方なく「お家に帰ってチョコ食べよう。」とお菓子で誘い、やっと帰ることになります。こんなやり方でよいのでしょうか。
(3才男の子のママ)
公園への行き帰り、すべてが一連の大事なプロセスなんです。
回答者 藤本 禮子 さん
一男二女の母。現在もカウンセラーとして活躍している。著書に『子供の心のパートナーになるために』(潮文社)等がある。
藤本 子供にとって、好きなことをがまんするということは、大人が考える以上に辛いことなのです。自分の欲求を主張し始める三才くらいの子なら、公園での遊びが楽しければ楽しいほど、帰りたくないと思うのは当然ですね。
お子さんとお出かけの前に約束事をしておくとよいですよ
ママ どんなことですか?
お出かけの時にこうしましょう。
ママにも用事があることを伝える
帰る時間を教えておく
藤本 上の絵のように、家に帰ったら一緒に楽しく夕飯を作るとか、家に帰ってもママと一緒の楽しいことが待っているということは、子供が親の言うことを素直に聞く大事な要素なのです。
ママ それで、言うことを聞いてくれるのでしょうか?
藤本 大好きなママが自分の努力やがまんをほめてくれるのは、子供にはとってもうれしいことです。そんな親子関係になっているか等も振り返ってみるといいですよ。
ママ 公園でのことだけでなく、日頃の子供への関わりも関係があるんですね。
藤本 ママは子供を公園に連れて行って遊ばせることが、世話の一つと考えているかもしれませんが、連れて行き方、遊びの見守り方、帰り方、また帰ってからの関わり方など、すべてが子供の心を育て、しつけをしていく一連の大事なプロセスなのです。
帰り道も親子の大事な触れ合いのひとときです。楽しい時間にするよう、工夫してみてくださいね。
(この記事は月刊「ヘルメス・エンゼルズ」より転載しました)
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『あげママの条件―子供を上手に育てる8つの「考え方」―』(大川隆法 著)
毎日がんばっているすべてのママに贈りたい大切な一冊です。
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ママが心掛けたい8つのポイントを、豊富な経験と深い人間学からわかりやすく説き明かしました。
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