インタビュー, 幸福の科学情報
03 October

奇跡を起こす魔法の言葉「凡事徹底」

「凡事徹底(ぼんじてってい)」── これは、人生に奇跡を起こす”魔法”の言葉です。それは、「大事なこと」の習慣化で非凡な成果が出る、ということ。イチロー選手しかり、マンガの神様・手塚治虫しかり…。

デキる人は、この「凡事徹底の習慣」で絶大な成果を上げています。でも、普通は「そもそも続かない」「続いても上手くいかない」もの。まずは以下のタイプ分類で、自分をチェックしてみましょう。

A 意志の弱い流されタイプ

□「友達に誘われたら、つい乗ってしまう」
□「何かを頼まれると、そっちを優先する」
など、まわりの意思を優先しやすいタイプ。続かないのは他人のせいと思いがち。

B 無自覚な「うっかり」タイプ

□「会社周辺に引っ越して、早起き習慣消滅」
□「電車通勤でなくなり、読書習慣が消える」
など、環境の変化ともに、いつの間にか習慣が消えていくタイプ。

C 成長できない「適当」タイプ

□「長年やっても料理が上手くならない」
□「何年ピアノを弾いても上達しない」
など、続けても成果が出ないタイプ。基本的なこと(凡事)をおろそかにしがち。

3つのタイプ毎に、すぐに実践できる工夫をご紹介。悪い傾向性を克服して「習慣化のコツ」を覚えれば、きっと人生が好転する魔法が起こるはず。

流されやすいAタイプは…「継続」の徹底

努力を継続するために、カレンダーを使ってみよう。寝床の横に置いて毎晩「できたか、否か」を〇×で記入。〇が増えていくことを喜ぶのが大事。

うっかりなBタイプは…「計画」の徹底

続けたい習慣を書き出して、毎日のスケジュールのなかに組み込もう。無理なくできるレベルで計画を立てておくことが、長く続くコツ。

ちょっぴり雑なCタイプは…「基本」の徹底

ものごとの上達のコツはとにかく基本の徹底。まずは基礎・基本を「当たり前にできる」ところまでマスターしよう。しっかりした実力が身につくはず。

プロに聞く凡事徹底

20年近く天井画家として活動を続けているプロの芸術家の方に、どんな凡事徹底を続けているのかを伺ってみました。(What’s 幸福の科学 Vol.99より転載・編集)

天井画家 小川 淳さん
1960年愛知県生まれ。東京芸術大学油画科卒。
1984年、パルコオブジェ大賞受賞。1995年、富嶽ビエンナーレ優秀賞受賞。現在、天井画家としてホテルやレストランなどに天井画を描き続けている。

天井画家の私にとって、「いかにしてクライアントの満足度を80点から100点に引き上げられるか」というところに凡事徹底の努力があります。納期やコストとにらみ合いなら、いかに妥協せずにクライアントの要望を伺い、満足度を上げられるか、ということです。

私が心がけているのは、「静かな心のキープ」です。実務的問題は多々あるにせよ、「残りの20点」を詰めるには、修正に対応する「気持ちの余裕」が重要だからです。気持ちの余裕がなくなると、自分の仕事を客観的に見られなくなり、詰めが甘くなりがちです。そうならないために私は、「仕事を振り返り、過去と同じ失敗パターンに陥ちいっていないか点検する」という「瞑想的な時間を取る習慣」を毎晩続けています。

また朝には、神仏などの目に見えない霊的存在や、仕事を与えてくれたクライアントへの感謝の祈りをして気持ちを清浄にした後、「やるべきことを書き出したリストを眺めて、今後の作業工程をイメージする」ことを続けています。これらを続けるうちに、仕事を客観視できるようになり、実務的なミスは減っていきました。

もう一つ大事なのはモチベーションの維持で、私は「常に夢を忘れない」ということを心がけています。小学生時代に現代美術のあり方に疑問を感じて以降、私は「次の時代の美術を開きたい」という夢をずっと抱き続けてきました。まだ目標ははるか遠くですが、こうした夢があるからこそ、私は今日も、よりよいものを目指して絵を描き続けているのです。

小川さんの凡事徹底POINT

1 毎晩、「瞑想的な時間」を取る。

2 毎朝、「今日やること」をイメージングする。

3「常に夢を忘れない」ことを心がける。

これを読めば努力したくなる!「凡事徹底」シリーズ

『凡事徹底と静寂の時間』

◆人生の質を高めたい人、必読の一書。忙しい現代社会の中で、「坦々(たんたん)とした積み重ね」や「静寂の時間の確保」によってどれだけ人生が変わるかを、著者の実体験を交えて説く。

『凡事徹底と成功への道』

◆成功しつづける人が実践している「基本動作」とは? すべての世界で共通する、一流となるための法則を解説。

『凡事徹底と人生問題の克服』

◆人生のつまずきの原因になる「実務」「人間関係」「家庭と仕事のバランス」の悩みに、合理的に解決策を提示する。