Archive for the ‘教育・子育て’ Category

自閉症の我が子が笑顔で生きられるようになった【子育て体験談】
自閉症の子どもを持つお母さんが、悩みを乗り越え、子どもの個性を輝かせていった体験です。
Hさん・Tくん(新潟県)
月刊「ヘルメス・エンゼルズ」より転載・編集

「自閉症だ」なんて

長男のTが3歳になったころ、知り合いのお母さんから、「ちょっと他の子と違うわね」と言われ、私は非常に気になりました。

Tは、保育所でいつも独りで遊んでいて、同じ年頃の子に関心を示しません。遊び方も独特で、ミニカーを直線に並べることに熱中しています。しかも、赤ちゃんの時はいつもニコニコにしていたのに、だんだん笑顔がなくなっていきました。また、3歳を過ぎても、赤ちゃん言葉しか言えませんでした。

心配になった私は、Tを専門病院に連れて行きました。そして、さまざまな検査を受けた結果、「話せるようになるかどうかは今後の成長を見ないとわからない」と言われ、「重度の発達遅滞を伴う自閉症」と診断されたのです。

(自閉症だなんて・・・)

どうやって育てればいいの?

どうやって育てればいいの?【子育て体験談】

医師の説明をうけて、私は目の前が真っ暗になりました。 それでも、「まだ可能性はあります。できるだけ子どもと一緒に過ごす時間をとってください」と医師から言われ、わらにもすがる思いでその通り実行することにしました。

家では、ことあるごとに、Tと同じ目の高さになって話しかけました。休みの日には海や町へ連れて行っていろんな経験をさせたり、物の名前を教えたりしていきました。けれども(そのまま話さなかったらどうなるのか)と、不安でたまりませんでした。

また、Tは外出先ではトイレに行かないというこだわりがありました。そのせいか何度も高熱を出していて、病院で調べてもらうと、トイレを我慢するあまり腎盂炎(じんうえん)になっていたことがわかったのです。

言葉やこだわりの問題をどうやって乗り越えればいいのか―。自閉症の本を読んでも、人に聞いても、Tにぴったり当てはまる事例がなく、毎日悩んでばかりいました。

そんなとき、幸福の科学の精舎、総本山・未来館で当時開催されていた「知的子育て研修」を受けることにしたのです。

Tの気持ちがみえてきた

研修が始まり、公案を一つひとつ考えていくと、自分がいかに焦って子育てをしていたかがわかってきました。

(Tに話せるようになってほしい。こだわりをやめてほしい―)

思い通りにならないことで苦しんでいた私。

(私が悩んでいることで、Tにプレッシャーを与えていたかもしれない・・・。ごめんね)

もっと明るい気持ちをもって、Tのよいところを褒めていかなくてはと思いました。

研修の最後に、心の中で子どもと対話する瞑想をしたときのことです。
目を閉じていると、Tがニコニコして、こう言ってくれました。

「僕はお母さんが大好きだから、心配しないで。言葉はあとからいっぱい出てくるよ。僕はまだ小さいけれど、大きなことをするために生まれてきたんだよ」

うれしくて、涙があふれてきました。

幸福の科学では、「肉体に障害があっても霊的には完全である。魂修行のために、あえて肉体に障害のある人生を選び、生まれてくる人がいる」と説かれています。私はこのとき初めて、その教えが腑に落ちました。

地図好きを伸ばして、笑顔が戻った!

地図好きを伸ばして、笑顔が戻った!【子育て体験談】

(T、障害に負けないで、頑張っていこうね)

研修を終えてから、私の心に、なんともいえない安心感が生まれ、以前のように悩むことがなくなりました。時折不安になったときは、御本尊の前でお祈りし、心を鎮めるようにしました。

研修を受けて3ヵ月ほど経ったある日のことです。保育所からの帰り道、Tは道端の水たまりをなにげなく指さして、一言、「みず」と言いました。3歳の終わりになって、やっと物の名前を口にしてくれたのです。私は胸がいっぱいになり、「そうだね。水だね」と、何度も繰り返しました。

するとTは、次から次へと言葉を覚え始めました。そればかりか、外出先でもトイレに行けるようになったのです。他の子よりは遅いペースでも、Tなりに少しずつ成長しています。私はしみじみと喜びを感じました。

(Tの好きなことを伸ばして、自信をつけさせてあげたい)

そう思った私は、Tが道路標識や「止まれ」の表示に興味を示していることに気づきました。

私が車や道路の絵を描いてみせると、やがてTも自分で絵を描くようになりました。次に道路マップを見せると、熱心に眺め、国道や県道の記号を見つけて楽しんでいます。私が「地図が好き?」と聞くと、Tは「うん!」と、にっこりしました。

私は、Tが笑顔を見せるたびに、「Tくんの魅力は笑顔だね。がんばりやさんだよね」と、ほめていきました。

自信を持てたT

Tが6歳になった時、私は就学先で悩んだ末、勇気を出して市の教育委員会に働きかけ、学区内の小学校に障害児学級を設けていただきました。

地域に住む子どもと親御さんたちが、障害児を自然に受け入れるようになってほしいと思ったからです。

Tは障害児学級で個別指導をうけながら、普通学級の授業にも参加しました。

3年生になると、Tが大いに自信を持つ出来事がありました。普通学級の社会の授業参観のときに、Tは地図の問題をすらすら解くことができたのです。

クラスの子から一目置かれたうえに、親御さんからも「すごいね」と言われ、Tはニコニコしていました。

子どもの成長に喜びを感じて

この春、Tは4年生になります。集団教育でも大丈夫だろうということで、4月から普通学級への進級にチャレンジすることになりました。友達とのつきあいもずいぶん楽しめるようになり「大きく成長したなあ」と思います。

子育ては、その過程を楽しむことが大切だと思います。幸福の科学で、「人生は一冊の問題集」と説かれているように、私も子育ての問題を解きながら、Tが人に愛を与えてゆける人になることを願っています。

オススメ書籍

『じょうずな個性の伸ばし方―お母さんの子育てバイブル―』(大川隆法 著)

『じょうずな個性の伸ばし方―お母さんの子育てバイブル―』(大川隆法著/幸福の科学出版)

子供の個性を、もっと愛してあげよう。
幼児期の教育法、体罰としつけの違い、正しい胎教から、反抗期の乗りこえ方、病気や障害についてまで―。霊的な真実と5人の子育て経験から導き出された数々のヒントがここに。
子育てに悩んだり、疲れてしまったときにお読みいただきたい一書です。
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月刊「ヘルメス・エンゼルズ」一覧

仕事を持つ私が気づいた子どもの心に寄りそう大切さ【子育て体験談】

仕事と育児の両立に日々奮闘するママが、子どもへの愛し方を改めた体験です。
S.Tさん・Yちゃん(東京都)
月刊「ヘルメス・エンゼルズ」より転載・編集

思い浮かぶ長女の姿

思い浮かぶ長女の姿【子育て体験談】

「ママー、一緒に折り紙してよー。」

仕事から帰る私を待ち構えていたのは、下の子のM(小1)です。私は座る間もなく、夕食の支度を始めようとしますが、Mはダダをこね始めます。

不満をストレートに表して、どんどん要求をぶつけて来るM。

(でも、お姉ちゃんはこんなこと一度もなかったわ・・・)

長女のY(小5)は、私が「○○してほしいの?」と尋ねても、いつも「いい」と言っていたのです。Yから話しかけてくることも少なく、私もそれで済ませていました。

Yは中学受験を希望していたにも関わらず、成績が伸び悩んでいて、私は「どうしたらいいだろうか」と頭を抱えていました。

「このまま一人で任せてはおけない。かと言ってパパも仕事で忙しいし・・・・・・。私が責任を持って見てあげられるかしら・・・」

Yの勉強の様子を振り返って、最初に思い浮かんだのは、机に向かって1人、ポツンと、勉強している姿でした。それなのに、私はいつも忙しくしていて「勉強しなさい」と言うだけ・・・・・・。1人でがんばっているYのけなげな姿ばかりが浮かんできます。

(小学校入学の頃、環境が変わったせいか元気がなく、ジンマシンまで出ていたのに、私は、学校に行っていれば安心だと気に留めていなかった・・・。ほんとは助けてほしかったよね・・・・・・)

幼いYが、さみしい気持ちを小さな心にそっと押し込めているように思えました。今まで、こんなふうにYのことを考えたことはありませんでした。もしかしたら私は、大事なことを置き去りにしてきたのかもしれない―。そんな思いがこみ上げました。

とことん付き合ってみよう!

その後、Yのことをじっくり考える時間がとれないまま、あわただしく日々が過ぎていきました。

(Yには勉強を見てあげる人が必要だわ)

私は悩んだ末、決心しました。

「とにかく、Yのために時間を作って、二人三脚でやってみよう。今を逃したら、きっと後悔することになる」

私は、彼女が望んでいる中学受験にとことん付き合うことで、Yとふれあえる時間を少しでも持とうと思いました。

早速、その頃抱えていたいくつかの仕事を1本に絞り、時間を作りました。また、勉強を見てあげやすいようにYの部屋を台所の近くに移しました。

私は、Yのやっている練習問題を自分でも実際に解いて、感想を話してみました。

「この問題は難しいわね」

「えっ!ママもやってみたの!?」

にこにこ顔のY―。娘と同じことをして会話を交わしていくなかで、娘の気持ちがちょっとだけ理解できた気がしました。

心を向けること

こうしたことを続けていくうちに、私たち親子の会話は、自然と勉強以外にも広がるようになりました。

しばらくすると、目に見えてYが変わってきたのです。

「今日ね、私ね・・・」

Yが、自分から少しずつ話をしてくるようになり、「ママ、一緒にお風呂に入ろうよ」と素直に甘えてくるようにもなったのです。

特に変わってきたのは、考え方が明るく積極的になったことです。
例えば、テストの結果が思わしくない時でも、「私、次はがんばるからね」と前向きな言葉が出てきます。以前よりずっと笑顔も増えました。

(Yはこんなことを考えていたんだ。こんなに自分から話したり、笑ったりする子だったんだ)

Yの変化を目の当たりにした私は、正直言って驚きました。

愛を込めるということ

愛を込めるということ【子育て体験談】

(今まで、娘のこんな姿を見なかったのはなぜかしら・・・・・・)

私は、母としての自分を振り返ってみました。

長女のYが生まれて少し経つと、私は仕事に復帰しました。その後、次女を出産してから、再び仕事に戻ったとき、ブランクによる勉強不足を痛感しました。

そのため、「自分の勉強時間を少しでも確保したい」「仕事を続けていきたい」という気持ちが強くなり、いつもあせっていたのです。

日々、やることの優先順位を決め、時間の効率がよいように物事を進めること。それが、私がもっとも重きを置いていたことでした。家事もはかどり、自分では順調なつもりでした。

ところが、私が勉強に付き合い始めてから、Yが明るく積極的に変わっていくのを見て、気がついたのです。私は、母親として愛情を注いでいると思っていたけれど、いつの間にか、子育ても家事もただの“作業”になっていました。

「私は手順どおり合理的にこなしているだけ。心が置き去りになっていたんだわ」

掃除、洗濯、片付けなどをする私の後を追いながら、話しかけてくる娘たち―。

「ママ!私の話、聞いてる!?」

よく、そう言われました。

「忙しいから後でね。」

―とりあえずの返事。結局、それっきりになってしまうこともありました。

幸福の科学で「愛」の大切さを学んでいたのに、私は子どもの心に寄りそうことができていませんでした。

私は、子どもたちに心を向けて、しっかり耳を傾けるように心がけました。

そしてYには、本人が「やらなくてもいいよ」と言うことでも、時には手をかしてあげるようにしました。その時のYのうれしそうな顔を見ると、(今まで遠慮していることも多かったんだなあ)と思います。

子どもたちは、「自分たちのうれしいことやつらいことに何よりも心を向けて共感してもらいたいのだ」と、つくづく分かりました。

子育ての充実感を知って

子育ては、仕事と違ってハッキリとした結果が見えません。でも、仕事の達成感とは違う、魂がうるおうような充実感を得ることができます。私は、その素晴らしさに気づくことができました。忙しさの中にあっても忘れてはいけない大切なことがあることに、改めて気づかせていただいたのです。

受験まであと半年。これから親離れしていく娘との貴重な瞬間として残りの期間を過ごしていきます。

そして、仕事と家庭の両立に努力し、どんな時でも子どもと一緒に歩んでいけるママでありたいと思います。

オススメ書籍

『限りなく優しくあれ―愛の大河の中で―』(大川隆法 著)

『限りなく優しくあれ』(大川隆法著/幸福の科学出版)

家庭ユートピアとは何か。

家庭が光に満ちたとき、世界が変わる。
霊性の時代を担う女性像のひとつのあり方を示した書。

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月刊「ヘルメス・エンゼルズ」一覧

O.Mさん・Kちゃん(東京都)
月刊「ヘルメス・エンゼルズ」より転載・編集

友人とのトラブルで学校に行きたがらない娘

娘と娘の友だちの善き心を信じて〈子どもの友だち関係の問題を乗り越える〉【子育て体験談】

娘のKが小学校に上がるとき、私は、(友だちはできるかしら)と、少し心配でした。

娘は同じ歳の子と比べて幼く、人見知りするタイプだったからです。

でも幸運なことに、社宅に、同じクラスのSちゃんが住んでいました。活発なタイプのSちゃんは、娘をひっぱってくれます。やがて2人はお互いの家を行き来して遊ぶようになり、私もSちゃんのお母さんと親しくなりました。

しかし、3学期に入ってKが、1週間のうちに何度も腹痛を訴えて学校を休みたがるようになりました。

(もしかして、行きたくないのかしら……)

ある夜、布団に入ったKが、「明日、学校に行かなくてもいい?」と聞いてきました。

「どうして?」

Kは「学校に行きたくない……」と言って、涙をぽろぽろこぼし始めました。

「Sちゃんが…、『絶交』って言うの……」

(あんなに仲がよかったのに!?)

絶交の理由にまったく心当たりがないようでした。その後、Sちゃんは毎日、きつい言葉を投げつけたり、手を出してきたりするようになったとのことです。

(ごめんね、今まで気づかなくて……)

娘の本来の明るさを引きだそう

娘を寝かしつけてから、私はできるだけ心を静めて考えていきました。

(幸福の科学では、問題が起こったら自分にも原因がないかを考えると学んでいる。私の育て方にも、何か問題があったのかもしれない)

思い当たるのは、娘が他の子に比べてできないように見えて、感情的に叱ってしまうことでした。

すると、Kと自分がよく似ていることに気づきました。私は自分の欠点を娘の中に見つけてイライラしていたのです。

(もっと、良いところを見ていかなくちゃ)

気持ちを切りかえてみると、元気なときのKの輝く笑顔が思い浮かびました。機嫌がいいと大声で歌いだす明るいところもあります。

(あの本来の明るさを出していければ、いじめをはね返せる。Kにも仏の子としての光り輝く部分があるんだから、絶対に、この問題は乗り越えられる)

そう思うと、希望が湧いてきました。

Kを励ます

Kを励ます【子育て体験談】

朝、私は、ぐずぐずして起きようとしないKに「今日の学校の給食はね、すっごくおいしいよ」と言いました。給食が大好きな娘は、少し明るい顔になります。

「ねえ、K。嫌なことは、ちゃんと嫌だと言うんだよ。困った時は先生も助けてくれるよ」。

「うん」

やっと学校に行く気になりました。

子ども達を見送った後、私は御本尊の前で、仏のご加護があるように祈りました。

また、自分自身の心を明るく保とうと思い、家事の合間にできるかぎり幸福の科学の書籍を読むことにしました。

特に、子育ての指針が載っている『幸福へのヒント』は、何度も読みました。家庭の光を強くすることが大事であることは、私自身の課題として心に響き、実践に移していこうと思いました。

落ち込みそうなとき、「仏は、その人に背負いきれない荷物は背負わせない」という言葉を思い出すと、「Kを温かく包むように接していこう」と気持ちが強くなりました。

私は学校から帰ってきた娘に、「今日はどうだった?」と優しく声をかけ、得意なお絵かきや漢字の書き取りを見ては「上手だね」と言いました。するとパッと顔を輝かせます。そうして少しずつ元気になっていきました。

子どもたちの善なる心を信じて

その後、私は幸福の科学で共に学ぶお母さんから、「うちの場合、いじめた子に直接お話ししたら、いじめがやんだよ」という話を聞き、私もSちゃんと話してみようと思いました。

ある日のこと、学校から帰ってきたKの様子が変でした。

「Sちゃんがね…『死ね』って言ったの」。

私は思わず、Kをぎゅっと抱きしめました。

(もう、相手に言うべきだ。)

けれども、感情的になって責めることだけは、絶対にするまいと思いました。

(2人にとって、いちばんよい道は何だろう…。)

そう考えながら、私は娘と一緒に、Sちゃんのお宅へ向かいました。

「すみません。うちの子が、今日、泣いて帰ってきましてね…」。

私はできるだけ淡々とした口調で状況を説明しました。

すると、Sちゃんのお母さんは、

「申し訳ありませんでした。……実は最近、Sは帰りが遅くて、妹たちにとてもきつい言葉で当たって様子がおかしかったんです。学校で誰かに手を出していなければいいのだけれど…と心配していたんです。Sには、きつく言ってやります」

「でも、Sちゃんにも何かわけがあると思いますから、それをよく聞いてあげてください」

その後、Sちゃんとお母さんが家に来ました。

Sちゃんは、しゅんとした表情で、謝りました。

「ごめんなさい…」。

Kは、もういいよというように頷きました。

お母さんの話によると、友だちのなかでリーダー格の女の子が、SちゃんとKの仲のよさに嫉妬し、いじめるように命令していたそうでした。

(Sちゃんもつらかったろうに…。)

私は、Sちゃんにも、仏の子としての魂を輝かせてほしいと思い、目を見て話しかけました。

「『死ね』とか、『絶交』という言葉は、心がとても傷つくからね、言っちゃだめだよ。」

Sちゃんは、こくんと頷きました。

「Kと仲良くして力を合わせれば、命令している子は怖くないよ。2人でがんばってみない?」

そして、娘にも言いました。

「大丈夫だよね、友だちになれるよね」

「うん」

「じゃあ、仲直りのしるしに、握手しようか」

KとSちゃんは、しっかりと握手しました。

再び友だちに戻れた

翌朝から、Kはぐずらずに学校に行くようになりました。

Sちゃんは、いじめの命令をしていた子に、「もうKちゃんにいじわるしないから」と、宣言したそうです。

その後、2人は、宿題を一緒にしたり遊んだりするようになりました。

そして、Kは少し強くなり、明るくなりました。2年生になるとSちゃんの他にも気の合う友達ができて、毎日、楽しく学校に通っています。

私のとった方法がすべてではないにしろ、相手のお子さんの善なる心を信じることができたのは、信仰のおかげです。

オススメ書籍

『幸福へのヒント―光り輝く家庭をつくるには』(大川隆法 著)

『幸福へのヒント―光り輝く家庭をつくるには』(大川隆法著/幸福の科学出版)

光り輝く幸福な家庭をつくるために―。
夫婦円満の秘訣とは?間違いのない子育てとは?家庭を明るくするには?幸福家族のヒントが満載。
人には言えない切実な家庭の悩みに、具体的に答えます。
あなたの問題にピッタリの解決策が、ここにあります。

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月刊「ヘルメス・エンゼルズ」一覧

自分の子供なのになかなか性格がつかめない……。そんなふうに悩みながら子育てをしていたお母さんの体験をご紹介します。
S.Y.さん・Mちゃん(千葉県)
月刊「ヘルメス・エンゼルズ」より転載・編集

長女のことが心配だった私

長女のことが心配だった私【子育て体験談】

幼稚園生の頃、Mを見て私はちょっぴり不思議でした。周りの子たちと行動の仕方が少し違うのです。
なんでも興味を持てば、すかさずワーッと駆け寄るような無邪気な時期に、Mはとても控えめで、たいていみんなより遅れて行動していたのです。

私は、自分の育て方がよくないのではないかと悩みました。
それに、Mが、スピードの速い現代社会についていけるのかが心配でした。
私は、気が短くすぐにイライラして「早くしなさい」とよく怒っていました。

2歳下の妹が幼稚園に入園すると、Mの遅さがますます目立ちました。
2人は対照的で、妹は毎朝の通園の準備もテキパキと済ませます。それだけで、下の子のほうがいい子に見えてくることもありました。

私は、「人間は生まれる前から魂の個性を持っている」と、幸福の科学で学んでいました。次女の個性は自分との共通点が多くて分かりやすいのですが、長女のMの性格は分からないことばかりです。

「どうしてそうなの?」不安な気持ちが絶えませんでした。

親子で似ている魂の傾向性

Mが小学校に上がり、しばらくすると、担任の先生からこう言われました。
「Mさんは、そばに行って名前を呼んで、何回目かでやっと気がつくことがありますね」
私はその話を聞いて「先生に失礼だ」という思いで頭がいっぱいになりました。

「呼ばれたら、返事しなきゃだめでしょ!」
怒られたMはしゅんとしていました。

ところがある日、私が主人に声をかけると、主人も何度目かでやっと反応したのです。
(そういえば主人も、前からそうだわ……)

「呼んでいるんだから、返事してよ」と私が言うと、
「えっ? ぜんぜん気がつかなかった……」と主人が言うのです。
「それじゃあ、Mも?」

私は、聞こえているのに返事をすぐにしないのは失礼だと思っていました。しかし主人は、集中していて本当に聞こえていないというのです。

私は、幸福の科学の教えを一つ思い出しました。

親子は似ている者同士で、生まれてくる前に「親子の縁」を結んでいる――。
(Mは、主人に似ている魂なんだわ)

Mの個性を知る手がかりが、ここにあるような気がしました。
主人は私に言いました。

「仕事も勉強も、集中することで成果が出るんだから、すごく大切なことだよ。無視しているんじゃなくて、ホントに聞こえてないんだから、Mをそんなに怒っちゃだめだよ」

研究者として立派に仕事をしている主人の言葉には説得力がありました。私は、それ以降、Mがすぐに返事をしないことについてイライラしなくなりました。

「どうして分かるの!?」

Mは、2年生、3年生と成長していっても、じっくり考えながら行動するパターンに変わりはありませんでした。それがMの魂の傾向性なのだと理解していたものの、私は時折、不安になりました。

(この子は、このままで大丈夫なのかしら……)

私は悶々と悩んでいましたが、主人は違いました。主人にはMの考えが分かるのです。

例えば、Mが3年生のときのことです。
算数の問題で2桁の数字をいくつも足していく計算があり、解くのにずいぶん時間がかかりました。心配して主人に話してみると、主人は、Mがどうやって計算しているのか、本人に聞かなくても分かってしまったのです。
Mは、15と25で40を作るなど、ちょうど10ずつのまとまりになるような数の組み合わせを、探しながら計算していたようです。

私は、どうして主人が聞かなくても分かったのか、不思議でなりませんでした。

「ぼくもそうだったからね」
(そんなところも似てるの?)
親子とはいえ、傾向性がここまで似ているものなのかと、私はとても驚きました。

よくよく聞いてみると、Mのいろいろなところが主人の子供時代と似ていました。
また、主人は小学生半ばまで勉強がよくできなかったけれど、高学年になってから成績が伸びてきたと言います。

私はそれを聞いて、Mのことをもう少し長い目で見ていこうと思えるようになりました。

その後は、主人にも、Mの勉強をできるだけ見てもらうようにしたり、
「あなたは小さい頃どうだったの?」
と主人に聞いて参考にするなどしていきました。

私の考え方が変わった

私の考え方が変わった【子育て体験談】

私は主人のおかげで、Mの個性を理解しやすくなりました。
けれど、周りの子より遅いことを、M自身も気にするようになり、私も困ったものだと思っていました。

3年生の冬、Mは学校で版画の年賀状を作りました。
たいていの子は、1人あたり15枚ほど刷って持ち帰りました。
けれどもMはたったの2枚でした。そのうち一枚は提出用だったので、手元には1枚だけです。

「これじゃあ、両方のおばあちゃんにも送れないじゃない!彫るのが遅いからよ」
「ごめんなさい……」
Mはうつむいて黙っていました。

ところが数日後、そのMの版画が、校内の美術コンクールで金賞になったのです。
私はとても後悔しました。

「怒ってごめんなさい。悪かったわ」
「うん、いいよ」
Mはサラッと答えました。

(時間はかかったけど、いい結果だった)
この経験で、とにかく速いほうがよい、という私の考え方が変わり始めました。

その後、Mは4年生になると、学力テストなどで安定してよい成績を取れるようになりました。集中してこつこつ勉強しているMの努力の賜物だと思いました。

私は、じっくり考えながら真面目に取り組むMの個性を「素晴らしいものだ」と思うようになりました。
Mも、「努力を続けていれば、それなりの結果があるのだ」と分かったようです。

Mは今、5年生です。集中しすぎて困らないように、時折周りを見るようにしていると言います。自分の魂の特徴を知ることで、自分で気をつけることがようになってきました。

子供の個性を輝かせ、親子ともに社会に貢献できることを目指して、幸福の科学の教えを学びつづけていきたいと思います。

オススメ書籍

『じょうずな個性の伸ばし方―お母さんの子育てバイブル―』(大川隆法 著)

『じょうずな個性の伸ばし方―お母さんの子育てバイブル―』(大川隆法著/幸福の科学出版)

子供の個性を、もっと愛してあげよう。

幼児期の教育法、体罰としつけの違い、正しい胎教から、反抗期の乗りこえ方、病気や障害についてまで――。霊的な真実と5人の子育て経験から導き出された数々のヒントがここに。子育てに悩んだり、疲れてしまったときにお読みいただきたい一書です。

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