Archive for the ‘仕事・成功’ Category

精密な描写で写実的に描く「スーパーリアリズム」のイラストレーターとして活躍しているMさん。同業者への嫉妬心を克服することで成功への道が開けていった軌跡を聞きました。
(M.Yさん・東京都・50代・男性)
月刊「幸福の科学」378号より転載・編集

体験談 「祝福」と「努力」が成功への鍵

念願のイラストレーターになるも…

1988年の秋。当時24歳だった私は、師事(しじ)していたイラストレーターのもとを離れ、フリーランスとして独立しました。高校時代からの夢だったイラストレーターになれた喜びと、
「この仕事で食べていけるのだろうか」
という不安が半々でしたが、友人の紹介で仕事をいただき、まずまずのスタートを切ることができました。

それからすぐのこと。仕事の合間に、プロのイラストレーターの作品が紹介された雑誌を読んでいたとき、ふと、あるイラストが目に留まりました。

写真を超えたリアリズム、卓越(たくえつ)した描写。しかも、作者の年齢は、私よりも年下でした。

(俺より若いのに、こんなに絵が上手くて、売れてるんだ…)

胸のあたりがモヤモヤして、不快な気持ちになりました。さらに雑誌のページをめくると、個性的なイラストで人気を博しているイラストレーターが紹介されていました。

(どう見ても俺の方が上手いのに、なんでこの人が売れてるんだ? 悔しい―)

私とは画風が違う方ですが、売れているというだけで嫉妬心が湧(わ)いてきて、どうしてもケチをつけたくなってしまいます。

苦い思いを味わいたくなかった私は、次第に他人の作品を見るのを避けるようになっていきました。

しかし、家から一歩外に出れば、電車の広告や本の表紙など、イラストレーターの作品はあちこちにあり、すぐ視界に入ってきます。
それを見るたびに心が揺れました。

嫉妬を感じる相手は「自分の理想像」?

嫉妬心に悩みながらも、自分の仕事を淡々とこなし、2年がたったある日。

「ねぇ、Mくん。これ読んでみない?」

友人から、大川隆法総裁の書籍『ピカソ霊示集』(※1)や、『太陽の法』『黄金の法』『永遠の法』(※2)を勧められました。そのなかで説かれていた深い愛の教えや、霊的世界の仕組みに感銘を受け、もっとこの教えを学びたいと思い、幸福の科学に入信。経典を学んだり、大川総裁の大講演会に足を運んだりするようになりました。

そして、1993年の2月。横浜アリーナでの大川総裁の大講演会「愛、無限」(※3)に参加しました。そこで、思いがけず、今まで悩んできた嫉妬心に対する答えを与えられたのです。

「嫉妬に打ち克(か)つ方法は何でしょうか。それは祝福(しゅくふく)の心です。自分が嫉妬している対象こそが、実は自分自身の理想像にほかならないのです」

「自分が理想とする相手は、尊敬すべきであり、肯定すべきなのです。『自分もそのようになりたい』と思ってこそ、その理想に対して、一歩一歩、近づいていくことができるのです。ところが、嫉妬を始めた瞬間から、もはや近づくことはできなくなって、遠ざかっていきます」

この言葉を聴き、ハッとしました。

(そうか、自分が嫉妬を感じる相手は、「自分の理想像」なんだ―。人気がある作家に嫉妬してばかりでは、その人たちから遠ざかってしまう。このままではいけない…)

さらに、「嫉妬心の元には劣等感がある」と説かれたことも、私の心に深く残りました。

その日の講演を聴いて、「劣等感を克服しなければ、嫉妬心は消えない。そして、劣等感や嫉妬心を乗り越えるには努力が要る」ということが分かりました。私は自分を変えるために、「今まで嫉妬していた方々の活躍を素直に認め、相手から学び、努力していこう」と心に誓ったのです。

※1 :『 ピカソ霊示集』は現在、『大川隆法霊言全集』第38巻、第39巻に収録されている(どちらも大川隆法 著 宗教法人幸福の科学刊)。
※2 :『 太陽の法』『黄金の法』『永遠の法』は、幸福の科学の教えの輪郭を示した基本三部作(すべて大川隆法 著 幸福の科学出版刊)。
※3 : この法話は、書籍『愛、無限』( 大川隆法 著 幸福の科学出版刊)に収録されている。

祝福と努力を重ねて

それから私は、人気作家のイラストが紹介されている雑誌を買って、研究を重ねました。仕事の合間を見ては、「絵が上手い人たちはどんな努力をしているのか」「自分に足りないものは何なのか」をとことん考え、優れた技法を見習うようにしたのです。

しかし、嫉妬心はすぐにはなくならず、祝福も簡単にはできませんでした。売れているイラストレーターを見ると、どうしても嫉妬の思いが湧き上がってしまいます。

(ああ、やっぱり悔しい―)

そのたびに、「嫉妬を祝福に切り替える努力」をしました。

(こんなに成功して、スゴイなぁ)

最初はなかなか心がついていかず、”形だけ”の祝福のことも多かったのですが、それでも「祝福」の2文字を念頭に努力を続けていくと、少しずつ心が変わっていきました。

例えば、有名イラストレーターのAさんに対しては、

(絵の上手さに、本当に脱帽するなぁ。この方の後ろ姿を見ているからこそ、俺も成長できる。ありがたいな―)

また、個性的なイラストが人気で、「絵の上手さに欠ける部分は、絵を売り込む交渉力で補う」というBさんに対しては、

(知識が豊富で人間としても魅力的だから、成功しているんだな。交渉力についてはBさんを見習っていこう)

と思うようにしたのです。

さらに、制作ツールに関しては、多くの人気作家がパソコンとペイントソフトを用いて描いているので、私もチャレンジすることにしました。それまでは、

(新しい道具にかぶれやがって…)

と、やっかむ気持ちがあり、私自身はアクリル絵の具と筆で描いていたのですが、そういうこだわりも捨ててみようと思ったのです。

当時は既に40代半ばで、今からできるのかと不安もありましたが、一から使い方を学んで努力を続け、なんとか修得することができました。そして、ちょうどそのころに開催されていたイラストコンテストに応募してみると、驚いたことに第二位を受賞したのです。

(チャレンジしてみて、良かった―)

仕事が広がっていく喜び

そうした努力を続けるうちに、大手企業の広告の仕事を依頼されたり、銀座や恵比寿で個展を開催できたりと、仕事の幅が広がっていきました。さらに、大川総裁の書籍の表紙のイラストを描く機会にも恵まれたのです。
私にとって、イラストレーター冥利に尽きる大変光栄なことでした。

(主エル・カンターレや、この本を読まれる皆さまに、喜んでいただけますように―)

そんな願いを込め、今まで培ってきた経験や技術のすべてを出し切って描かせていただきました。本当に夢のような出来事でした。

その後は、海外での仕事のチャンスが巡ってきたこともありました。20年以上お世話になっている著名なグラフィックデザイナーの方から、イギリスでの展覧会の仕事のお誘いをいただいたのです。

「Mくん。今度、ロンドンのデザイン・ミュージアムでこけら落とし展を開催するんだけど、手伝ってくれない?」

私は喜んで仕事を引き受け、真心込めて絵を描かせていただきました。

以前は、人目に触れない小さな仕事をポツポツとこなすことが多かったので、活躍の場が海外にまで広がり、喜びと感謝で胸がいっぱいでした。

そのように、一歩一歩と実績を積んでいくにつれ、心にゆとりが生まれ、気がつくと他のイラストレーターに対する嫉妬心をほとんど感じなくなっていきました。自然と祝福ができるようになるまで、15年はかかったと思います。

私は、大川総裁の教えのおかげで嫉妬の苦しみから自由になり、幸せな気持ちで大好きな絵の仕事を続けられています。「祝福」の思いを持って努力することで、心も磨かれ、実力も上がっていくことを実感しました。

これまでお導きくださった主エル・カンターレや、お世話になった恩師、良い刺激をくださる同業の皆さま、仕事をくださるクライアントの方々―。皆さまへの感謝の思いを胸に、後世に遺せる素晴らしい作品を描いていきたいと思います。

月刊誌378号 2(スーパーリアリズムの手法を極め、独特な存在感を醸(かも)し出しているMさんの作品)

月刊誌378号 3(「いつも、クライアントのご期待以上の仕事ができるよう、心がけています」と、仕事に対する熱意を語るMさん)

書籍で学ぶ嫉妬を感じる相手に対して「祝福の心」を持つ

『真実への目覚め』P.116(大川隆法 著/幸福の科学出版)

嫉妬は自分の理想像の否定

本当は、表面意識下では実現を願っているにもかかわらず、目標になるべき方向にいる人に嫉妬することによって、みなさんは、その方向に進むことができなくなるのです。

なぜならば、みなさんには、嫉妬をしている対象に対して、必ず、批判をし、悪口を言い、その人の欠点を指摘するようになる傾向があるからです。

ここは大事なところです。みなさんが心に感じる嫉妬が、「本当は、この人のようになりたい」と思う人に対するものであることを、素直に認めることができたならば、嫉妬の心を抑えて、逆に祝福の心を持っていただきたいのです。

祝福の心は「肯定の心」です。「かくありたい」と願う心です。祝福の心は、「他の人の幸福を願う心」なのです。

その心を持っていれば、みなさんは、自分が祝福している人の方向に向かって、人生を歩んでいくようになるのです。

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精密な描写で写実的に描く「スーパーリアリズム」のイラストレーターとして活躍しているMさん。同業者への嫉妬心を克服することで成功への道が開けていった軌跡を聞きました。
(M.Yさん・東京都・50代・男性)
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体験談 「祝福」と「努力」が成功への鍵

念願のイラストレーターになるも…

1988年の秋。当時24歳だった私は、師事(しじ)していたイラストレーターのもとを離れ、フリーランスとして独立しました。高校時代からの夢だったイラストレーターになれた喜びと、
「この仕事で食べていけるのだろうか」
という不安が半々でしたが、友人の紹介で仕事をいただき、まずまずのスタートを切ることができました。

それからすぐのこと。仕事の合間に、プロのイラストレーターの作品が紹介された雑誌を読んでいたとき、ふと、あるイラストが目に留まりました。

写真を超えたリアリズム、卓越(たくえつ)した描写。しかも、作者の年齢は、私よりも年下でした。

(俺より若いのに、こんなに絵が上手くて、売れてるんだ…)

胸のあたりがモヤモヤして、不快な気持ちになりました。さらに雑誌のページをめくると、個性的なイラストで人気を博しているイラストレーターが紹介されていました。

(どう見ても俺の方が上手いのに、なんでこの人が売れてるんだ? 悔しい―)

私とは画風が違う方ですが、売れているというだけで嫉妬心が湧(わ)いてきて、どうしてもケチをつけたくなってしまいます。

苦い思いを味わいたくなかった私は、次第に他人の作品を見るのを避けるようになっていきました。

しかし、家から一歩外に出れば、電車の広告や本の表紙など、イラストレーターの作品はあちこちにあり、すぐ視界に入ってきます。
それを見るたびに心が揺れました。

嫉妬を感じる相手は「自分の理想像」?

嫉妬心に悩みながらも、自分の仕事を淡々とこなし、2年がたったある日。

「ねぇ、Mくん。これ読んでみない?」

友人から、大川隆法総裁の書籍『ピカソ霊示集』(※1)や、『太陽の法』『黄金の法』『永遠の法』(※2)を勧められました。そのなかで説かれていた深い愛の教えや、霊的世界の仕組みに感銘を受け、もっとこの教えを学びたいと思い、幸福の科学に入信。経典を学んだり、大川総裁の大講演会に足を運んだりするようになりました。

そして、1993年の2月。横浜アリーナでの大川総裁の大講演会「愛、無限」(※3)に参加しました。そこで、思いがけず、今まで悩んできた嫉妬心に対する答えを与えられたのです。

「嫉妬に打ち克(か)つ方法は何でしょうか。それは祝福(しゅくふく)の心です。自分が嫉妬している対象こそが、実は自分自身の理想像にほかならないのです」

「自分が理想とする相手は、尊敬すべきであり、肯定すべきなのです。『自分もそのようになりたい』と思ってこそ、その理想に対して、一歩一歩、近づいていくことができるのです。ところが、嫉妬を始めた瞬間から、もはや近づくことはできなくなって、遠ざかっていきます」

この言葉を聴き、ハッとしました。

(そうか、自分が嫉妬を感じる相手は、「自分の理想像」なんだ―。人気がある作家に嫉妬してばかりでは、その人たちから遠ざかってしまう。このままではいけない…)

さらに、「嫉妬心の元には劣等感がある」と説かれたことも、私の心に深く残りました。

その日の講演を聴いて、「劣等感を克服しなければ、嫉妬心は消えない。そして、劣等感や嫉妬心を乗り越えるには努力が要る」ということが分かりました。私は自分を変えるために、「今まで嫉妬していた方々の活躍を素直に認め、相手から学び、努力していこう」と心に誓ったのです。

※1 :『 ピカソ霊示集』は現在、『大川隆法霊言全集』第38巻、第39巻に収録されている(どちらも大川隆法 著 宗教法人幸福の科学刊)。
※2 :『 太陽の法』『黄金の法』『永遠の法』は、幸福の科学の教えの輪郭を示した基本三部作(すべて大川隆法 著 幸福の科学出版刊)。
※3 : この法話は、書籍『愛、無限』( 大川隆法 著 幸福の科学出版刊)に収録されている。

祝福と努力を重ねて

それから私は、人気作家のイラストが紹介されている雑誌を買って、研究を重ねました。仕事の合間を見ては、「絵が上手い人たちはどんな努力をしているのか」「自分に足りないものは何なのか」をとことん考え、優れた技法を見習うようにしたのです。

しかし、嫉妬心はすぐにはなくならず、祝福も簡単にはできませんでした。売れているイラストレーターを見ると、どうしても嫉妬の思いが湧き上がってしまいます。

(ああ、やっぱり悔しい―)

そのたびに、「嫉妬を祝福に切り替える努力」をしました。

(こんなに成功して、スゴイなぁ)

最初はなかなか心がついていかず、”形だけ”の祝福のことも多かったのですが、それでも「祝福」の2文字を念頭に努力を続けていくと、少しずつ心が変わっていきました。

例えば、有名イラストレーターのAさんに対しては、

(絵の上手さに、本当に脱帽するなぁ。この方の後ろ姿を見ているからこそ、俺も成長できる。ありがたいな―)

また、個性的なイラストが人気で、「絵の上手さに欠ける部分は、絵を売り込む交渉力で補う」というBさんに対しては、

(知識が豊富で人間としても魅力的だから、成功しているんだな。交渉力についてはBさんを見習っていこう)

と思うようにしたのです。

さらに、制作ツールに関しては、多くの人気作家がパソコンとペイントソフトを用いて描いているので、私もチャレンジすることにしました。それまでは、

(新しい道具にかぶれやがって…)

と、やっかむ気持ちがあり、私自身はアクリル絵の具と筆で描いていたのですが、そういうこだわりも捨ててみようと思ったのです。

当時は既に40代半ばで、今からできるのかと不安もありましたが、一から使い方を学んで努力を続け、なんとか修得することができました。そして、ちょうどそのころに開催されていたイラストコンテストに応募してみると、驚いたことに第二位を受賞したのです。

(チャレンジしてみて、良かった―)

仕事が広がっていく喜び

そうした努力を続けるうちに、大手企業の広告の仕事を依頼されたり、銀座や恵比寿で個展を開催できたりと、仕事の幅が広がっていきました。さらに、大川総裁の書籍の表紙のイラストを描く機会にも恵まれたのです。
私にとって、イラストレーター冥利に尽きる大変光栄なことでした。

(主エル・カンターレや、この本を読まれる皆さまに、喜んでいただけますように―)

そんな願いを込め、今まで培ってきた経験や技術のすべてを出し切って描かせていただきました。本当に夢のような出来事でした。

その後は、海外での仕事のチャンスが巡ってきたこともありました。20年以上お世話になっている著名なグラフィックデザイナーの方から、イギリスでの展覧会の仕事のお誘いをいただいたのです。

「Mくん。今度、ロンドンのデザイン・ミュージアムでこけら落とし展を開催するんだけど、手伝ってくれない?」

私は喜んで仕事を引き受け、真心込めて絵を描かせていただきました。

以前は、人目に触れない小さな仕事をポツポツとこなすことが多かったので、活躍の場が海外にまで広がり、喜びと感謝で胸がいっぱいでした。

そのように、一歩一歩と実績を積んでいくにつれ、心にゆとりが生まれ、気がつくと他のイラストレーターに対する嫉妬心をほとんど感じなくなっていきました。自然と祝福ができるようになるまで、15年はかかったと思います。

私は、大川総裁の教えのおかげで嫉妬の苦しみから自由になり、幸せな気持ちで大好きな絵の仕事を続けられています。「祝福」の思いを持って努力することで、心も磨かれ、実力も上がっていくことを実感しました。

これまでお導きくださった主エル・カンターレや、お世話になった恩師、良い刺激をくださる同業の皆さま、仕事をくださるクライアントの方々―。皆さまへの感謝の思いを胸に、後世に遺せる素晴らしい作品を描いていきたいと思います。

月刊誌378号 2(スーパーリアリズムの手法を極め、独特な存在感を醸(かも)し出しているMさんの作品)

月刊誌378号 3(「いつも、クライアントのご期待以上の仕事ができるよう、心がけています」と、仕事に対する熱意を語るMさん)

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『真実への目覚め』P.116(大川隆法 著/幸福の科学出版)

嫉妬は自分の理想像の否定

本当は、表面意識下では実現を願っているにもかかわらず、目標になるべき方向にいる人に嫉妬することによって、みなさんは、その方向に進むことができなくなるのです。

なぜならば、みなさんには、嫉妬をしている対象に対して、必ず、批判をし、悪口を言い、その人の欠点を指摘するようになる傾向があるからです。

ここは大事なところです。みなさんが心に感じる嫉妬が、「本当は、この人のようになりたい」と思う人に対するものであることを、素直に認めることができたならば、嫉妬の心を抑えて、逆に祝福の心を持っていただきたいのです。

祝福の心は「肯定の心」です。「かくありたい」と願う心です。祝福の心は、「他の人の幸福を願う心」なのです。

その心を持っていれば、みなさんは、自分が祝福している人の方向に向かって、人生を歩んでいくようになるのです。

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幸福の科学出版
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30代のころに幸福の科学に出合い、信仰生活を続けてきたNさん。
「生涯現役」の教えを実践したいと、55歳で起業し、不動産賃貸業を始めました。順調に事業を拡大しているNさんに、成功の秘訣を聞きました。
N・Nさん(愛知県)
月刊「幸福の科学」371号より転載・編集

体験談55歳からの起業で収入が倍増!

私が幸福の科学に入信したのは、37歳のときです。教えを学ばせていただいたおかげで、人生の悩みや仕事の問題を乗り越え、幸福な人生を歩んできました。
そして定年が近づいた55歳のとき、大川隆法総裁が説く「生涯現役人生」を実践していきたいと思い、不動産賃貸業の勉強を始め、ついに起業したのです。

経営書の学習会で成功の鍵を発見

しかし、最初はなかなか満室にならず、苦労しました。

そんなときに問題解決の道を示してくれたのは、やはり大川総裁の教えでした。

私は幸福の科学の中部正心館で開催されている、大川総裁の経営書の研修に毎月参加しています。そこで『社長学入門』のなかの、「『わが社は何のためにあるのか』という理想、経営理念をつくらなければならない」という教えを読んだとき、改めて自分の経営を深く見つめ直すことができたのです。

(これまで「満室経営」を目標にしていたけど、それは自分の都合でしかなかったな……)

私は、お客様の立場に立てていなかったと気づき、反省しました。そして、「くつろぎと安らぎの住空間」を提供することでお客様に満足していただき、関係する業者の方々にも喜んでいただくことを経営理念に加えたのです。

自社の利益だけ考えるのではなく、不動産会社や管理会社など、他社と一緒に発展していこうという思いで、取引先を訪ねるようにしました。すると、次第に良い関係を築くことができ、新規のお客様を紹介してくださったり、仕事がスムーズに進んだりするようになったのです。

仕事が若返りのきっかけに

一緒に研修に参加している法友(ほうゆう)(※)から、成功のヒントをもらうこともあります。エステサロンの経営者と話しているときに、住宅にも「美」の観点が必要だと気づいたのです。

そこで、仕事を手伝ってくれている妻と一緒に、いろいろなマンションを見学したり、最新の部屋のデザインを学んだりと、今まで以上に「美」を意識した部屋づくりを工夫するようになりました。センスを磨こうと努力すると、気持ちも若返り、元気になります。

さまざまな改善に取り組むうち、入居者数も物件数も増え、所有する8棟すべてがほぼ満室に。気づけば収入も倍増しました。

これもすべて、大川総裁の教えのおかげです。今後はさらに事業を拡大し、社会に貢献できる会社に成長させていきます。

※同じ法を学び、学びについて語り合える仲間のこと。

書籍で学ぶ愛ある発展

『発展思考』(大川隆法 著/幸福の科学出版)「第7章 飛翔あるのみ 2 愛ある発展」より抜粋したメッセージ

愛ある発展

愛とは、仏から出発して、数多くの人間に流れきたり、行きわたったものであり、仏から発された「愛の思い」が人間の心に宿ったものです。

その「人間の心に宿った愛」が、数限りなく、多くの人々に向かって放射されていく姿こそ、発展の姿であると思うのです。

そうです。愛そのもののなかに、発展はすでにその原形を宿しているのです。さすれば、私たちの求めている発展は、常に愛に裏打ちされたものでなくてはなりません。

「愛なくば発展は死である」という言葉もありますが、これは、単なる言葉として述べているのではなく、「発展そのものが、実は愛のなかにあるのだ。愛の形式としての発展があるのだ。

発展とは、愛が成長していく姿なのだ」ということをも意味しているわけなのです。

「人を愛そう」と思ったならば、「ただ一人の人を愛するよりも、二人の人を、三人の人を、十人、百人、千人、一万人の人を愛そう」という方向に動いていくのは当然のことでありましょう。

みなさんの人生は、限られた数十年の人生です。その間に出会う人の数も限られています。そうした限られた時間を、限られた空間のなかで生きているみなさんにとっては、一日一日の時間が、金の砂の一粒にも似て、限りなく愛おしいものです。

この金の砂の一粒にも似た一日を無駄にせず、仏への感謝の思いを込めるためには、「愛は発展を願う」ということを知る以外に道がないと私は思うのです。

 では、なぜ発展が必要なのでしょうか。それは、人間の心に愛があるから、その愛は仏から頂いたものであるから、そして、人間は仏が創られたものであるからです。だからこそ、愛は、成長を欲し、発展という姿をとるのです。

さあ、私の述べていることがお分かりでしょうか。「脱け殻のようなかたちのみの“発展”を求めても、そのなかに愛を伴わなければ、何の意味もない」ということを私は述べたいのです。

すなわち、真理を広げようとしているときであるからこそ、その行為の一つひとつのなかに、限りなく愛を込めていくことが大切なのです。

「人生の問題集」を見つけ、解決しませんか?

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ラジオ番組「天使のモーニングコール」
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幸福の科学出版
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この記事は、隔月発刊の機関誌「ザ・伝道」第151号より転載し、編集を加えたものです。

Tさん(40代・女性)

家庭の平安を取り戻すまで

飛び交う罵声、壊される壁。家庭が荒れ、私は20年以上に渡って、心安まらない日々をすごしていました。

我が家が平安を取り戻すまでのストーリーをお話しします。

気性の激しい主人

主人と私は中学時代からの幼なじみです。主人は当時から、地元で有名な「暴れん坊」。社会人になってからも、外でお酒を飲むと、決まって他のお客と喧嘩を始める人でした。

「なんやお前! 表出ろや!」

主人は力自慢で負け知らず。最後に地面に沈むのは、いつも相手の方でした。

(またや。ええかげんにしてほしいわ)

喧嘩のたびにうんざりしましたが、そのうち落ち着くだろうと思い、主人が27歳、私が28歳の時に結婚したのです。

結婚―暴言を吐く夫

結婚後は、2人で食肉卸の会社を始めました。子供も次々と3人授かり、子育てに仕事に、朝から晩まで働き詰めの日々。やがて従業員を雇うようになると―。

「そんなことも覚えられんのかボケ!」

容赦なく怒鳴りつける主人。「そんな言い方せんでも」と、私も思わず口をはさみます。

「うるせぇっ、 おまえは黙っとれ!」

激する主人。顔つきも変わり、切りつけるような言葉を次々と浴びせます。

夫の怒りで家庭は地獄に

主人の怒りは家でも爆発。仕事が思うように進まなかった日は特に、おかずの品や箸の置き方にまで因縁をつけてきます。

「おかずがないやんか!」

「こんなに並べてあるやろ」

「肉がないやろ、肉が! 分からんのか!」

あまりの理不尽さに、私も怒鳴られる一方ではいられません。

「そんなことで怒鳴らんといて!」

「なんやお前!」

バキッ!と携帯を折って床に叩きつける主人。主人は物に当たるため、わが家の壁やテーブルは、穴だらけでした。

幸福の科学に入会

そんなある日のこと。集金の合間に書店に立ち寄ると、1冊の本の題が白く光って見えました。それが、幸福の科学の『仏陀再誕』という本でした。私は思わずその本を買って帰り、主人や子供が寝静まってから読み始めました。

その時の感動は忘れられません。そこには、人が生きる意味や、正しい心のあり方などが、心に染み入る言葉で語られていたのです。

主人にも読んでもらおうと思いました。しかし主人は、「アホか! 宗教なんて弱い人間がすがるもんや!」と一蹴。私は仕方なく、1人で幸福の科学に入会したのです。

「悪霊を追い出さなあかん!」

幸福の科学の「仏法真理(ぶっぽうしんり)」を学ぶうち、人間の魂は永遠の生命を持つことや、間違った心で生きた人が死後、「悪霊」となって地上の人間に取り憑き、人々を不幸にしている事実を知りました。悪霊に憑依された人は、人が変わったように怒ったり、他人を攻撃する特徴があるそうです。

「それ、まるでパパやん! 悪霊の影響やったんか・・・」

さらに、悪霊に憑依される原因は本人の心にあり、「波長同通の法則」といって、怒りや憎しみ、猜疑心などを持っていると、同じ心の悪霊を引き寄せてしまうというのです。そのため、お祓いなどで悪霊を取っても、仏法真理に沿って自分の心を変えない限り、悪霊は戻ってきてしまうというわけです。

「家の中から悪霊を追い出さんと―。パパも仏法真理を学んでくれたらなぁ」

まず、私が変わろう

主人に変わってほしいと思いましたが、仏法真理では、「まず自分が変わることが大切」と教わります。

「パパのいいところって何やろ?」。そう考えてみると、主人は1日中、家族のために働いてくれています。普段は子供を釣りやテーマパークに連れて行ってくれる、家族思いの優しい人です。帰宅した主人に心を込めて伝えました。

「パパ、いつも働いてくれてありがとな」

主人は、さかんに照れながらも嬉しそうでした。私は主人の好きな肉料理を毎回作るなど、主人の喜ぶことを実行しました。すると、いつもなら爆発する場面でも、落ち着いていることが多くなったのです。

荒れつづける夫

そんな努力を続けて2年ほど経った頃。「ママは最近、俺の気持ちが分かるようになったやないか」と言ってくれるようになり、主人が幸福の科学に入会したのです。

(よかった! これでわが家も安泰や)

―しかし、現実は甘くはありませんでした。

「こんなもん食えるか!」

虫の居所が悪いと、お膳に並べた料理をぶちまける主人。クモの子を散らしたように自分たちの部屋へ逃げ込む子供たち。それが度重なると、私も我慢の限界です。

「ほんなら食べんでええわっ」。私も流しに料理を叩きつけます。怒り狂った主人が壁に鉄拳を打ち込むと、中の耐火ボードまで破壊されました。まさに生き地獄―。

泣きながら車で走った夜の街

そんな時、私は車で家を飛び出し、夜道を運転しながら大声で泣きました。カーステレオからは大川隆法総裁のご法話が聴こえてきます。

「大事なことは、心に曇りをつくらないこと、毒を食わないことです」「他人の心は変えられなくても、自分の心を変えることはできます。しかし、自分の心が変わることによって、そこから発散される善念、善なるエネルギー、光が、実は他人を変えていくのです」(『理想国家日本の条件』より)

ご法話を聴いていると、不思議と心が鎮まっていきます。

(そうや。私まで心を乱しとったら、それこそ悪霊の思う壺や。負けられん! どんな時も仏の教えを守っていこう)

主人と喧嘩しては家を飛び出し、ご法話を聴いて気を取り直して家に帰る。そんな生活が数年続きました。

まさかの子宮破裂!

「い、痛い・・・!」

それは突然の出来事でした。ある日、下腹部に激痛が走り、大量に出血。私はその場に崩れました。意識がもうろうとするなか、なんとか車を運転して病院へ行くと―。

「Tさん、原因は分からないけど、子宮が破裂しています。絶対安静。入院です」

医者はそう言いますが、仕事は休めません。重たい体を引きずりながら家に帰り、仕事を続けました。主人の言葉の毒を溜め込んでいるから、病気になったのだと思いました。

心が病気を作っていた

そんなある日、幸福の科学の書籍の中に、こんな言葉を見つけました。

「ご主人が怒ったとしても、それはほんの3秒や5秒です。このことを、奥さんは1日24時間、忘れないわけです」(『人生の発見』より)

ハッとしました。まさしく私のことです。

確かに、主人は一日中怒鳴っているわけではありません。私が怒鳴られた場面を反芻(はんすう)し、恨みを募らせていたのです。

そう気づいたら、主人を恨む心が、ふっと解けたような気がしました。心の持ち方が幸不幸を分けることを、身を持って知ったのです。

研修で激変した夫

私は、主人にも心を変えるきっかけを得てほしいと思い、総本山・日光精舎の「八正道研修」(※1)に参加することを勧めました。

嫌々出かけた主人でしたが、帰ってきた時は見違えるほど清々しい表情をしていました。そして、「人のいいところを3つ見つける」など、研修での決意を書いたカードを、見せてくれたのです。

「研修受けて気づいたんや。俺は人に対する感謝が足りん。だから、感謝することを忘れんよう、紙に書いて持っとくわ。もし俺が忘れてたら、言ってくれよ、ママ」

その日から主人は、従業員に注意する時も言葉を選んだり、怒りをぐっと我慢したりと、自分を変える努力を始めたのです。

※1 自分の心や言葉や行いを、8つの項目に沿って反省し、自分を見つめていく研修。

祈りの力で悪霊を飛ばす

しかし、しばらくすると主人はまた、以前の姿に戻ってしまいました。

主人が暴れると、私と子供たちは2階に上がり、声をひそめて「悪霊撃退の祈り」(※2)をあげます。

「主よ 我に 悪霊撃退の力を お与えください・・・」

すると突然、階下から叫び声がします。

「祈るなー! 気持ち悪いー!」

お祈りの声が聞こえるはずはありません。祈りの力を受け、悪霊が苦しんでいるのだと思いました。

お祈りを終えて下に行くと、主人はすっかりおとなしくなっています。

「パパ、さっき何であんなに怒ったん?」

「うん、何でかなぁ? よう分からん」

(憑くと憑かんとでは、こんなに変わるんや!)

※2 三帰誓願者に授与される『祈願文①』に所収されている祈り。読む者の信仰心の強さに応じて、悪霊の影響を断ち切る力が与えられる。

焼け落ちた工場

そうして、一進一退の闘いをくり返すなか、私は40歳を過ぎて4人目の子供を出産しました。末っ子の可愛いさに喜ぶ反面、体はとても疲れやすくなりました。いつもなら聞き流せるような言葉でも、疲れた身には突き刺さります。

(この人は何も気遣ってくれん。もう限界や。離婚した方が楽や)

仕事は事務員に任せ、私は家事と育児に専念。主人がどんなに怒っても、取り合いませんでした。

私が離婚を決意して数カ月ほどたった頃。夜に突然、家の電話が鳴りました。

「大変や! あんたの工場、燃えとるで!」

家と工場の間は、車で5分ほどの距離です。駆けつけた時、工場はゴーゴーとうなる真っ赤な炎に包まれ、私たちの目の前で、無残にも焼け崩れていきました―。

消火が終わり、焼け跡に足を踏み入れると、点々と光っている物があります。不思議なことに、幸福の科学の根本経典である『仏説・正心法語』や宝具だけは、全くの無傷で残されていたのです。それだけは邪悪なものも手出しができなかったかのようでした。

焼け跡を見つめる主人の顔は、「憑き物が取れた」ように、しっかりと前を見つめていました。

「お客様に迷惑かけんよう、最善を尽くそうな、ママ」

悪霊にそそのかされていたのは私

夜が明けると、火事を知った知り合いが、次々と駆けつけてくれました。

「ほんま大変やったなぁ。大丈夫か?」

お金や食べ物を差し入れてくださったお得意さん。冷蔵庫を貸してくれた同業者。多くの人の厚意に助けられ、近くの工場を借りて、仕事を続けることができたのです。

私は火事の前に、主人を見限ったことを悔やみました。そんな気持ちになった私こそ、悪霊にそそのかされていたに違いありません。

パパ、辛かったんやね・・・

私は主人のことを理解するため、主人が育った環境に思いを巡らせてみました。主人の両親は、気性が激しい方々だったと聞いています。主人が赤ちゃんの頃、夫婦喧嘩で父親がふり下ろしたビール瓶が頭を直撃し、大怪我をしたこともあったとか。言葉もきついのが当たり前。幼い主人は何を感じてきたのでしょう・・・。

「今はあんなに強がっているけど、辛かったやろなぁ。かわいそうやったなぁ」

主人の気持ちを考えつづけていくうちに、自然と主人を恨む気持ちが薄らいでいきました。むしろ、主人の心の傷や苦労の多い人生を、丸ごと抱きしめてあげたいと思うようになったのです。

すると、主人にも変化が現れました。

「ママいつもありがとう。感謝しとるわ」。そんな言葉をかけてくれます。

夫婦は本当に合わせ鏡で、愛と信頼があると、悪霊は入ってこれないのだと実感しました。

念願の新工場建設

その後、主人は自分から研修に参加するようになりました。研修での気づきを、ノートにたくさん綴(つづ)ってきます。

「相手を理解できずに、猛烈に批判し、他の人を不愉快な気持ちにしてしまう自分が、今、すごくダメであると痛切に思います」

「我が強いから、相手を認めることができないんだろうなー。自分だって賞賛されたら嬉しいくせに。常に賞賛する努力をしないといけないなー」

主人は研修を通して、どんどん変わっていきました。それに呼応するように仕事の面でも道が拓かれていき、たくさんの方々の協力を得て、ついに念願の新工場を建設できたのです。そこで、地域の皆様への恩返しの思いを込めて、新工場の一間を幸福の科学の布教所とさせていただきました。

遠ざかっていった悪霊

それからの主人は、昼休みに布教所でお祈りをしたり、心をふり返ったりするようになりました。

「祈りはええなぁ。心が落ち着く。イライラする自分がちっぽけに思えるわ」

主人が自分の心を調(ととの)えるにつれ、悪霊の影響も影をひそめていきました。周りの方にも「すいぶんおだやかな顔になったな」と驚かれるほどです。

結婚してから、かれこれ20年以上、地獄のような日々を乗り越えてこられたのは、仏法真理のおかげであると確信しています。

私たち家族を救い、導いてくれた幸福の科学の信仰を、たくさんの方々にお伝えしていきたいと思います。

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