Archive for the ‘仕事・成功’ Category

お母さん社長の奮闘記【体験談】
Y・Nさんは6人の子供のお母さん。さまざまなアイデアで大家族の家計をやりくりしてきましたが、子供が成長するにつれ困窮していきます。そんな折、子供の学費問題をきっかけに起業を決意しました。今回は、「普通の主婦」が経営者へと成長したサクセスストーリーをお届けします。
Y・Nさん(愛知県)
月刊「ザ伝道」224号より転載・編集

体験談普通の主婦が「そうじ屋」を起業したお話

何でも自分でこなす“節約主婦“

私は愛知県に生まれました。両親はうどん屋を営んでおり、私も忙しい両親を助けようと、4、5歳のころから店や家の手伝いに励んできました。そのおかげでしょうか、料理、洗濯、そうじなどの家事が私の“特技”になったのです。

中学生のときに叔母を通じて幸福の科学に出合い、「人間は何度も生まれ変わりながら、さまざまな経験を通して魂を磨いている」、「本当の愛とは、もらうものではなく与えるもの」など、初めて知る心の教えに魅了され、会員になりました。

『成功の法』

そして大川隆法総裁の『現代成功哲学』(※現在は成功の法)を読んで、人生の方向性が明確になったのです。その本には、他の人を幸福にしていくことが本当の成功だと書いてありました。

(おっしゃる通りだ。いつか私も、人に喜んでもらえる仕事がしたい― )

心から感動した私は、そんな思いを強く持つようになりました。
短大中退後は事務の仕事に携わり、知人の紹介で知り合った夫と結婚。そして次々と6人の可愛い子供たちに恵まれ、家族みんなで大川総裁の教えを学ぶようになりました。

缶の製造工場に勤めている夫は、子供が増えるたびに仕事に意欲を出し、工場長になるまでに出世しましたが、どうしても経済的な余裕はありません。

でも、私は10代のころから幸福の科学で「苦難と思えることも、見方を変えればチャンスに変わる」と学んでいたので、卑屈にはなりませんでした。

思い出の“ハンバーガー屋さん”ごっこ

長女、次女がまだ小学生だったときのことです。家族で買い物に行き、ファーストフードのハンバーガーショップの前を通りかかりました。辺りには、ハンバーガーやポテトのいいにおいが漂っています。

「ねぇママ、おなかすいたなぁ」

(ハンバーガーが食べたいのかな。でも、買うとお金がもったいないし……そうだ!)

「今日は、ママがおうちでハンバーガー屋さんを開店します!」
「えっ、おうちで?」
私はパンやチーズなどの材料を買って帰り、「ハンバーガー屋さんごっこ」をすることにしたのです。

「お客さん、注文はどうしますか?」
「えっと、チーズバーガーとポテトをお願いします!」

このほうがお店で買うよりも安く、好きなものをたくさん食べられますし、子供たちと料理をする楽しみもあります。“マイナス”な事があっても、アイデアと工夫で“プラス”に変える― 。そうやって上手に家計をやりくりしてきたのです。

しかし、子供たちが成長するにつれて、節約も限界に近づいていました。

(これからもっと教育費がかかるようになるし、何か手を打っておかないと……)
私は、早朝のパートを始めるなどして、少しでも収入を増やす努力を始めました。

ママ、社長になることにした

2013年のことです。小学5年生の三女が、姉2人も通う私立の中高一貫校の受験を志していました。当時、高校1年の長女と中学1年だった次女が、本人たちの希望で同じ私立の学校に通っていたのです。

もちろんわが家は私立に通わせるような余裕はありませんでしたが、その学校が生徒一人ひとりの才能を認めて伸ばしてくれる学校だったので、私も夫も、子供たちの願いを聞き入れていたのです。

(3人分の学費か……。さすがに厳しいな……)
だからといって、子供に進学の希望を諦めさせるという選択肢は私のなかにはありませんでした。しかし、当時、末の子はまだ2歳。
保育園に預けながら私が朝から晩まで働いたとしてもお金が間に合わないことは分かりきっています。私は棚から通帳を引っ張り出し、預金の欄に印刷された数字を眺めながら考えました。

(なぜ私にはお金がないのだろう。結婚以来、節約生活をしてきたけど、これからもずっとこのまま?)

無駄を無くすための節約は良いことです。しかし、よくよく考えれば、私は、お金を使うまいと思うあまり、心まで縮こまっている感覚もありました。本当はもっともっと人と関わって、相手の役に立ちたいのに、交際費を削っていたからです。

『T h i n k B i g ! 』

そのとき、『T h i n k B i g ! 』 ( 大川隆法著) の言葉が心によぎりました。

「言い訳はやめよう。できる方法がないかどうか、もう少し積極的に考えてみよう」と思うことが大事です。(略)自分の態度を変えてみることです。

(そうだ……。貧乏に甘んじてきたのは自分なんだ)
私はこのとき初めて真剣に、「豊かになる」ことを決意しました。そして、「パート代と節約で足りないなら、自分で会社を作ればいい」と思ったのです。

それからしばらく経ったある日のこと。台所のシンクの水はけが悪かったので、水道工事の業者を呼んで修理をしてもらったことがありました。ところが、何万円という代金を払ったのに、全然詰まりが改善していなかったのです。結局、私は、ホームセンターで詰まり抜きのワイヤーを買い、試行錯誤しながら自分で直しました。

(プロと素人のちがいって何? やろうと思えば、私だって詰まりの修理もできるじゃない。家のメンテナンスやそうじだったら仕事になるかも)

思えば、私は小さいころから家のそうじ・ 片付けを任されていて、今でもママ友から「Nちゃんのお家はいつもキレイ」と褒めてもらうことが多いことに気が付きました。

(私の特技が生かせるわ。これだ!)

その晩、家族で夕食をとっていたときのこと― 。
「ねえねえ、みんな。ママ、社長になることにした」
「……!?」
私の突然の宣言に、テーブルを囲んでいた家族は、最初、驚いた様子を見せましたが、「何の仕事?」「じゃあ、私は社長令嬢?」と、興味津々。そんな家族の反応を楽しみながら、私の決意はさらに固まっていったのです。

成功している「未来の自分」を信じて

経営難、障害、すべての苦難が光に変わった!【体験談】

そして2014年4月、末の子が保育園に入園したのと同時に本格的に起業に向けて動き出しました。まずは、会社ではなく、個人事業から始めることにしました。屋号は、「スキット」です。「家も住む人の心もスッキリ爽やかにできますように」という思いをこめました。手始めにオリジナルの名刺を作りました。

「私、そうじ屋を始めたの。よろしくね!」
名刺を携え、友達や知り合いのお宅を回りました。しかし、待っても待ってもなかなか依頼は入りません。

(三女の中学入学まであと1年しかない。大丈夫かな……)
もともとポジティブな私ですが、ふと不安な思いが心を支配しそうになります。そんなときは、神様に祈りました。

『成功の法』

(私は自分の仕事を通して、たくさんの人を笑顔にしたいのです。どうか道をお拓きください― )
お祈りをすると、不思議と心が温かくなり、力が湧いてくるのでした。そして、愛読書である大川総裁の『奇跡の法』の言葉を自分に言い聞かせるのです。

肯定的な自己像を持ち、『自分がもっと発展し、成功し、世の中の役に立ち、幸福になっていくことが、まわりの人も幸福にしていく』という映像を、常にしっかりと描きつづけることです。たとえ否定的な想念に負けそうになっても、勇気を起こして、また肯定的な想念を発信しなければいけません。

(私は幸福の科学で、積極的で肯定的な思いで心を満たすことが、成功を引き寄せる秘訣だと学んでいるじゃない。不安になんかなっていられないわ)
気持ちを立て直し、10年後の自分が成功して豊かになっている姿をイメージしました。
そして、未来の成功している自分が、今の私を思い出したらどう感じるか考えたのです。

(きっと、「思い通りにいかない時期があったからこそ、それをバネにして成功できたんだ。ありがたい人生経験だったな」と感謝するはず。今、私は最高の時を生きているんだ― ) 

そう思うと、いま置かれている環境や周りの方々に対して、感謝の思いが湧きあがってきました。よく考えれば、ついこの間まで「普通の主婦」だった私がこうして仕事を始められるのも、たくさんの方々の応援があったからです。何より、神仏がどんなときも見守っていてくれていると感じていました。

(本当にありがたい。今は仕事がない分、時間はあるし、何か恩返しができないかしら― )
そう思って、私は今までよりいっそう心を込めて家族のためにごはんを作ったり、「忙しくてなかなか家が片付かない」と困っているママ友の家に行ってそうじを手伝ったり、病気がちな知り合いのおばさんを訪ねて話し相手になったりしました。

周りの方々への感謝を行動で現すと、ますます温かい気持ちになっていくようでした。

そうやって1カ月が過ぎたころです。知り合いのおばさんから、携帯に電話が入りました。
「そうじ屋をやってる私の友達が、仕事をやめるらしいの。お得意さんを引き継ついでくれる人を探してるみたいなんだけど、Nちゃん、どう?」

「いいんですか? もちろんやります!」
そのおばさんが紹介してくれたそうじ屋さんは、お得意先のマンション清掃の仕事を、スキットに回してくれる上、「経験なし」の私に、仕事のノウハウを一から丁寧に教えてくれるというのです。そしてさらに、今まで使ってきた清掃用具も引き渡してくれることになりました。

(ああ、これは神様が私に与えてくださったチャンスだ! 感謝の思いで頑張ろう)
 
夢のような本当の話に、私は、喜びで胸がいっぱいでした。 

お客さまを幸せにできるような仕事を

経営難、障害、すべての苦難が光に変わった!【体験談】

マンション清掃の仕事は、上の階から順に床を掃き、汚れをきれいに拭くと教わったので、最初は教わったことをとにかくこなしていました。しかし、以前から大川総裁の本で「人々のニーズに応え、喜ばれる仕事をすることが大切」だと学んでいた私は、今のままでは「十分ではない」と感じるようになっていったのです。

もし自分がそのマンションの住人だったらどこに目がいくかを想像しながら建物を歩くと、汚れが気になる箇所がたくさん見つかりました。

(あ、ここも汚い。雑草も生えてる……私がここに住んでいたら、全部キレイにしてほしいって思うな……よし、やっちゃおう)

そうやって丁寧な仕事を心がけていました。するとマンション清掃を任せてくださった不動産屋さんが「スキットさんは、キレイに仕上げてくれるから他のマンションもお願いしていいかな?」と何件かの依頼をくれるようになったのです。スキットの評価はどんどん上がり、マンション以外にも、一戸建ての清掃など、たくさんの仕事をいただけるようになりました。

(たくさん依頼をいただけて、本当にありがたい。そうだ、中部正心館に行って、神様にお礼を伝えよう)

かねてから神様に祈りを捧げるために参拝に通っていた精舎の、中部正心館に行くことにしました。館内では、館長が温かく迎えてくれました。

「Yさんこんにちは。お仕事は順調ですか?」
「はい、おかげさまで」

そんな会話の流れで、館長は私に中部正心館で今度から開催される「真理経営者プロフェッショナルコース」研修の参加を勧めてくれたのです。その研修は、大川総裁の著書の『経営入門』『社長学入門』などの経営論シリーズを毎月、館長が解説してくださるという研修でした。

(大川総裁の経営の教えの要点が分かるなんて、すごい!)
私は大川総裁の説かれる成功の法則が大好きで、ずっと著書を読んできました。でも、経営者になるのは初めてなので、実際に仕事を発展させていけるかあまり自信がなかったのです。

「これは経営論、仕事論を深く学んで実践するチャンスだ」と思い、さっそく参加させていただくことにしたのです。

「『経営入門』では、組織がどのような方向に向かっていくのかを示す「錦の御旗」として、“経営理念”の大切さが説かれています。今回はこれについて参究しましょう」

(経営理念か……今まで何度か考えてはみたけど、しっくりこなかったんだよね。スキットは何を目指すべきなんだろう……)

私は、経営理念のヒントが、「私の人生の使命」のなかに隠されている気がして、まずは自分が一生を通して何を成したいのかを考えてみることにしました。すると、ある思いに気がついたのです。

(私は今までずっと、「人の喜ぶ顔が見たい、たくさんの人を幸せにしたい」という気持ちを持ち続けてきたな。それは、きっとこの先の人生も変わらない― )

そのとき、はっと、ひらめきました。
(そうだ! 経営理念は『一石一兆』にしよう)
「一石一兆」には、スキットが手がけた一つの仕事から、無限に幸せが連鎖していくような働きをしようという意味を込めました。

その後も私は、毎月必ず「真理経営者プロフェッショナルコース」研修を受けるようにしました。研修では毎月、経営のプランニングシートを作成します。そのプランを実践し、次回の研修で成果は出たかを振り返るのです。

もちろん、実践の過程でうまくいかないことも起きますが、それによって経営者としての自分の足らざるところや心の傾向性に気づき、反省してさらに成長していくことができるのです。

研修に参加するようになってから、スキットもさらに発展させることができました。私一人では仕事をこなせないくらいの依頼をいただくこともあり、数名のアルバイトを雇うまでになったのです。

私は主婦の希望になりたい

「うちの清掃は全部、スキットさんに頼みたい」と言って信頼してチャンスをくださるお客さんがいてくださるから私は働くことができます。「仕事があることは当たり前じゃない」のです。ですから私は、お客様の期待に、最高のパフォーマンスで応えたいと思っています。

起業から1年が過ぎたころには、パート時代の約10倍の収入を得ることができ、夫のお給料と合わせれば子供たちの学費も私たちの生活費も十分にまかなえるようになりました。でも、これで満足するのではなく、仕事内容をもっと改善して、世の中に貢献していきたいと思っています。

すべての人に笑顔と幸福を― 。これが私の夢です。子供たちもこの夢を応援してくれますし、「頑張るママ」を誇りに思ってくれているようで、嬉しく感じます。

日本は長いこと不況で、「うちはお金がない」と、頭を抱えている方は多いかもしれません。私だって少し前までは、通帳を見るのが怖くて出来なかったくらい“貧乏”で、“子沢山”の“普通の主婦”でした。でも、私は幸福の科学で学んだ、「心には力があり、“意志の力”で道は拓ける」という真理を確信していたので、運命を変えることができたのです。

明るい未来をつかめるかどうかは、自分の心の持ち方次第だと、身をもって体験しました。

「貧しさ」「病気」「人間関係」などで悩み、「自分はもうだめだ」と思いこんでいる方がいたら、「人間の可能性は無限大なんですよ」と伝えたいです。まずは、今の等身大の自分を受け入れて、心のキャンバスに素晴らしい未来を描いてみてください。

私は「主婦の希望」になりたいです。
そして、一人でも多くの方が成功され、幸せを手に入れることを心から願っています。

書籍で学ぶ「繁栄の法則」講義

『繁栄の法則(改版)』(大川隆法 著/幸福の科学出版)7 感謝の念
より抜粋したメッセージ

感謝の念

成功すればするほど、謙虚になっていき、感謝を感ずるような人間であれば、大成するのは間違いありません。成功すればするほど、「それだけ多くの人の助力を得たのだ。それだけ多くの守護・指導霊たちの力を得たのだ」という気持ちで、感謝して生きていくことです。

感謝がますます大きくなり、報恩というものを生み出していくようになれば、それは一つの成功であると思います。さらに、それは次なるステップにつながるのです。小さな商店の成功で終わるか、それが大きな事業として発展していくか、あるいは、小さな街の説法者で終わるか、大思想家となっていくか、違いはここにあるということです。

したがって、その段階において、他力というものを感じていく必要があります。成功を感ずれば感ずるほど、自分がどれほど恵まれているか、多くのものに守られているかということを感じなければいけません。ときおり、心静かに座し、ジーンと胸に来るような思いでもって、感謝しなければいけないのです。

能力がありながら成功しない人はたくさんいます。みなさんのなかにもいると思います。しかし、「これだけ能力、才能があるのに、なぜか認められない」という人は、おそらく、感謝の念が少ないはずです。これを考えてみてください。自分が現在あることに、どれだけ多くの人たちの力、おかげがあったかということを考えていただきたいのです。道が開けない理由は、感謝の念の不足にあるということを知らねばなりません。

この感謝の念というものが、実は天上界の協力を仰ぐための一つのキー(鍵)でもあるのです。これを忘れないことです。天上界の守護・指導霊たちは、もちろん、無所得のままに働いていますが、彼らも人格を持って生きているので、「ありがとう」「よくやってくれた」と言われると、うれしいのです。

ほんとうに、目に見えない人たちが協力しようとしているのです。目に見えない世界の住人である彼らは、お金も要らないし、食事も要らないのですが、「私たちが働いているということに気づいてくれると、うれしい」と思っています。それが彼らにとっての生きがいになるのです。

自分の生きがいだけではなく、多くの霊的存在にも生きがいを与える必要があります。その生きがいを与えるものが感謝の念であると思わなければいけないのです。

そして、あの世の霊も、地上の人を指導することによって、進化、発展していきます。そうした実績ができて、多くの感謝の念をもらうと、それだけ霊的な光が増していくのです。地上の人には、あの世の霊たちをも進化させる力があるということを忘れてはいけません。

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建設会社のベテラン営業マンとして活躍するOさんは、青年時代、繰り返し起きる霊現象に悩んでいました。そんなとき、大川隆法総裁の教えに出合い、人生が大きく変わっていきました―。

(Oさん/男性/月刊「幸福の科学」第361号より転載・編集)

私は、都内の大手建設グループ会社で住宅リフォームの営業を担当しています。日々、大川隆法総裁の「心の教え」や「経営論」「仕事術」「政治提言」などを学び、仕事の指針としています。

おかげさまで、多くのお得意様や仕事仲間に恵まれ、年間ノルマを超える営業成績を上げ続けることができています。しかし、大川総裁の教えに出合う前は、他人には相談できない、大きな悩みを抱えておりました。

不可解な現象に悩む日々

霊体質で悩んだ私がトップ営業マンに!【体験談】

事の発端は高校3年生のころ。私は大学受験で志望していたすべての大学に落ち、落胆していました。
「一生懸命勉強したのに、なんで……」

中学・高校と、生徒会長や剣道部の主将などを務め、“順風満帆”に過ごしてきた私にとって、受験の失敗は人生初の大きな挫折として心に重くのしかかりました。

(ともかく、来年の受験に備えるしかない)
浪人することを決め、予備校に通い始めましたが、うまく気持ちを切り替えられず、なかなか勉強に身が入りません。

そのころから、私の周りに不可解な現象が起き始めたのです。例えば“幻聴”です。

ある日、家にいると「小野さーん、集金です」という声が聞こえました。ところが、玄関には誰も来ていません。

(あれ? 声がしたんだけどな……)
しかし、その数分後、実際に新聞の集金係が訪れたのです。

「小野さーん、集金です」
(さっき聞いたのと全く同じ声だ!)
こうした、“未来予知”とでも言うべき現象が頻発するようになりました。

さらには「花瓶の水が、突然天井まで吹き上がる」「仏壇のろうそくの炎がいきなり火柱になり、数秒で燃え尽きる」といった“ポルターガイスト現象”が、次々と起きるように。
(一体俺はどうなってしまったんだ)

自分の意思とは関係なく、理解を超えた現象が繰り返される毎日。気持ちが滅(め)入って、寝込んでしまう日も多くなりました。

いつも鬱々(うつうつ)として引きこもっている私を、母はとても心配し、仏教系の新宗教に連れて行きました。しかし、そこでは皆、私を奇異の目で見るだけで、何の解決にもならなかったのです。

その後、知人の勧めで、天台宗系の教団で祈祷してもらい、こうした現象は少し治まったものの、“完治”には至らず、なぜこうした現象が起きるのか、どうすれば治るのか、明確な答えは得られないままでした。

そんな体験から宗教に興味を持つようになった私は、暇さえあれば書店を巡り、さまざまな宗教書を読みました。そのうち“一つの疑問”が湧いてきたのです。

(世界にはたくさんの宗教があって、どこもいいことを言ってるのに、何で互いに争い合っているんだろう?)

お世話になったお坊さんに聞いてみましたが、明確な答えは返ってきませんでした。
数々の霊現象のせいで、受験どころではなくなった私は、大学進学を諦め、大工をしていた父の仕事を手伝いながら建築の専門学校に通学。建築士の資格を取得し、23歳の4月から、都内の建設会社で働き始めました。

「やっと分かった!」

『太陽の法』

霊現象の悩みが相変わらず続いていた、社会人6年目の夏。いつものように書店の宗教書コーナーに立ち寄ると、平積みされていた『太陽の法』という書籍に目が止まり、開いてみました。

「『仏法真理(ぶっぽうしんり)』という言葉があります。仏法真理とは、仏の心、仏の掟(おきて)、仏の生命の流転する姿です」

「この『仏法真理』という名の黄金の糸は、人類史のなかで、さまざまの織物を織って、人々の心を寒さからまもってくれました。あるときは、その織物が、インドに生まれた釈迦の教えであったり、中国に生まれた孔子を中心とする儒教であったりもしました。また別の時には、イスラエルに生まれたイエス・キリストの愛の教えであったりしました」

(あ! これは―)
冒頭を読んでピンときた私は、早速購入して帰りました。

2日ほどで読み切ったとき、仏教やキリスト教、イスラム教などの開祖は、地球の至高神(しこうしん)によって遣(つか)わされた偉大な指導霊であったということや、当時の文化や環境に合わせて教えが説かれているため、その違いが、現代における宗教間の不理解や争いを生んでいることが、初めて理解できたのです。

(なるほど。こういうことだったのか)
10年近く求め続けた答えがようやく見つかり、目の前の霧が晴れるようでした。
(もっと、教えを学んでみたい!) 
私は、大川総裁の書籍を次々と読み進め、半年後に入信させていただきました。

心から幸福を感じる場所

入信後、近くに住む法友(※)たちと喫茶店で会ったとき、私が霊現象に悩んでいることを打ち明けてみました。すると……。
「そういう現象が起きることはあると思う。別に、おかしいとは思わないよ」
皆、大川総裁の教えを学び、霊的存在の働きや霊現象について理解していたため、私の話を真面目に聞き、受け入れてくれたのです。

(やっと、分かってもらえた)
私はようやく「居場所」を見つけた気がして、心から安らぎを感じました。

また、大川総裁の講演会にも参加するようになりました。初めて参加したのは、1990年の3月。千葉県・幕張メッセで開催された「信仰と愛」という講演会です。

仕事を終えて駆けつけた私は、聴衆で埋め尽くされた会場の一番後ろに立ち、大川総裁の登壇を待ちました。そして……。

「信仰というものが、神へと向かう道であるならば、その信仰が本物であればあるほど、あなた方の愛は深まり、あなた方の愛は本物となってゆくはずです―」

大川総裁の力強い言魂(ことだま)に心を揺さぶられ、今まで感じたことがないほどの感動に包まれました。そして講演が終わったとき、私の体は湯気が出てくるくらいポッポッと熱くなり、幸福感に満たされていたのです。その感覚は、講演後1カ月以上も続きました。

その後も講演会には必ず参加。大川総裁の言魂を拝聴するうち、悲観的だった私が、徐々に明るく前向きな性格に変わっていきました。すると次第に“怪奇現象”も治まり、長年の悩みが解消されていったのです。

トラブルの原因に気づいて

霊体質で悩んだ私がトップ営業マンに!【体験談】

大川総裁の教えを学び始めたころ、私は仕事の悩みも抱えていました。

当時、私の担当は、新築住宅の営業・販売。入社して間もないころは、実家が大工で建築の知識を持っていたことから、他の人より多くの受注を取り付けて最優秀新人賞を受賞するなど、仕事は順調に進んでいました。

ところが何年か経つうち、「建築確認申請がうまく進まない」「現場の職人が思うように動いてくれない」など、予想外のトラブルが続くようになったのです。納期が遅れてお客様にご迷惑をかけたり、上司から責任を問われたりすることもあり、悩みは深刻でした。

幸福への道標

(一生懸命やっているのに……)
そんなとき、自宅の書棚にあった大川総裁の書籍『幸福への道標』を開きました。
スランプに陥っている人間は、その特徴として、決して他人のことに力を注ごうとはしていないのです。スランプ中の人間は常に自分中心です。自己本位です。(中略)いつのまにか自己保存のままに生きている、こういう現状があるということに、まず気付かねばなりません

(自己本位? 俺はどうだろう……)
そこで、今までの思いや行いを一つひとつ振り返ってみました。

(そういえば、先日も上司から「口調が偉そうだ」と叱られたな。ひょっとしたら、ここに俺の心境が表れているのかもしれない)
心を深く見つめるうち、入社してすぐに成功したことで有頂天になり、「もっと他人から称賛を受けたい」という自己本位の気持ちのままに、同僚や職人さんたちへの配慮を忘れていたことに気がついたのです。

(住宅の建設は、多くの人の協力があって初めてできるものだ。それなのに俺は、「自分一人が頑張ってる」と思い上がって、周りの評価ばかりを求めていた……)

考えてみれば、こうした傾向は中学・高校時代から少なからずあったと思います。
(きっと、この思いが言葉や行動に表れて、トラブルの原因を作っていたんだな。皆さんに申し訳なかった……)
心の中で、深く謝罪しました。

(よし、これからは謙虚な心で、周りの人への思いやりを持って仕事に取り組むぞ!)
その日から私は、相手の立場に立って物事を考えるように心がけました。また、発言にも気を配り、横柄(おうへい)な口調や態度になっていないかを点検していきました。

すると、私の変化に呼応するかのように、職人さんたちが快(こころよ)く動いてくださるようになり、仕事も順調に回り始めたのです。 
(大川総裁の教えのおかげで、逆境を抜けられた。本当にありがたいなぁ……)
神仏の御心に適(かな)った心で仕事にあたることが、本当の幸福と成功につながるのだと実感しました。

神仏の光を届けたい

私のように、人知れず霊現象に悩んでいる方や、仕事や人生の問題に直面している方に、ぜひ幸福の科学の教えを学んでいただきたいと願っています。また、そんな思いで活動していると、不思議なことに、仕事の方も順調に進んでいくのです。本当にありがたい限りです。

今後も、一人でも多くの方に幸福な人生を歩んでいただけるよう、神仏の光を届けていきます。

※同じ教えを学ぶ真理の友。

◆この記事は、月刊「幸福の科学」第361号(2017年3月号)に掲載された体験談をもとに編集しています

書籍で学ぶ憑依の原理

『神秘の法』(大川隆法 著/幸福の科学出版)第2章 憑依の原理/1 憑依現象を解明できていない現代科学より抜粋したメッセージ

西洋医学は憑依を脳の障害として捉えている

医学というものは、肉体としての人間を研究しているので、どうしても根本に唯物論的な考えがあります。それはそれで使命としてはよいのですが、憑依現象についても、「脳に何か関係がなければいけない」と考えて、「脳の作用、あるいは脳の構造上の問題である」と捉えがちです。

憑依現象を精神科の案件とした場合にも、だいたい、「脳における何らかの障害である」と考えるのです。
また、心というものについても、「脳の作用に付随して発生するものだ」と考えます。そして、「心は、脳の一種の機能として、精神作用としてあるのであって、脳のほうが、何か具合が悪くなると、精神作用のほうも歪んでくる。

それによって、『霊が見える』『霊の声が聞こえる』などと言い出したり、『自分は○○の霊だ』などと語りはじめたりする患者が出てくる」というような扱いをしています。
(中略)
昔は、法力のあるお坊さんなどが、けっこう、あちこちにいました。法力とは、いわゆる霊能力のことです。お寺のお坊さん、神社の神主さん、その他、修行を積み、法力、霊能力を持っている修行者などは、全国各地にいました。

したがって、以前であれば、霊現象が起きると、「悪霊に憑かれた」「狐か狸に憑かれた」などという話になって、その人を、そういうお坊さんなどのところへ連れていき、お祓いをしてもらい、霊を取ってもらうというかたちだったのです。

ところが、いまは、学校の教育が、宗教的なものや霊的なものを完全に外してしまっています。外すだけで、あとは何も言っていません。そのように、「取りのける」ということ、「扱わない」ということだけで、事実上、否定する効果があり、要するに、「ない」ということになってしまうのです。

現代人は、霊的なことを知識として学んだことがまったくないので、「何かに憑かれた」という発想も湧かないし、そういうことの判断もできません。そのため、本来ならば霊能者へ行くべき案件が病院に行きます。そして、病院のほうでは、原因が分からないので、「要するに脳の病気である」として、隔離してしまうのです。

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