Archive for the ‘介護・福祉・障害’ Category

Mさんの長男・Tくんは、3歳の時に聴覚障害が発覚。さらに重複障害も疑われ、周りから「何も理解できない子」と言われ苦しみます。そのなかで、幸せを見いだした理由とは―。
M・Kさん(神奈川県)
月刊「幸福の科学」374号より転載・編集)

体験談人生の意味を教えてくれた、幸福の科学の教えとユー・アー・エンゼルの活動

言葉が出なかった長男

わが家の長男・Tは、2歳半になっても言葉を話しませんでした。3年保育を考えていた私は、幼稚園に入園の相談に行くことに。すると、Tの様子を見た先生は―。

「お母さん、この子、人の言うことがまったく理解できない子なんじゃないですか? こういう子はうちでは預かれませんよ」
「えっ、そんな……!」

私はショックを受けました。
普段のTは、出かけるときには自分から玄関に出て待っているような子で、周りの状況をよく理解できる育てやすい子だと思っていたのです。

戸惑いながらも、私は市の相談窓口や病院を訪ね回りました。そして、1年後にやっと、Tが話さない理由が分かったのです。

「Mさん、Tくんは重度難聴です。どうして今まで気づかなかったんですか?」
「えっ、重度難聴?」
医師によるとTは、ほとんど耳が聞こえていないとのことでした。

市の検診では聞こえていると言われていたので驚きましたが、主人は落ち着いてこう言ってくれました。

「障害があっても、Tにはしっかりした魂が宿っているから、大丈夫だよ。Tの魂の力を信じ育てていこう」

私たち夫婦は幸福の科学で仏法真理(※1)を学んでいたため、人間は”神様と約束した使命”や、魂修行のための”課題”を持って生まれてくることを知っていました。

そして、心身に障害があっても、そのなかに宿っている魂は健全で、今世(こんぜ)の人生を終えてあの世に還(かえ)れば、障害はなくなると学んでいたのです。
 
(私はTの母親として、この子が使命を果たせるよう、全力で支えていこう―)Tは補聴器を作り、ろう学校の幼稚部に通うことになりました。すると……。

「Mさん、この子、手話ができません。障害は重度難聴だけではなく、ADHDや自閉症なども重なっているのでは? 」

ろう学校の先生は毎日、Tの様子を観察し、「目を合わせない」「集中し過ぎる」といった”障害の特徴”を指摘します。先生の心配はありがたいと思いつつも、Tは私とはよく目が合うし、集中力があることは素晴らしいことではないかと思い、先生と意見が対立してしまいました。そんな日々のなか、私の心を支えてくれたのは、大川隆法総裁の教えでした。

「障害など、いろいろな悪条件を持っている人も多いと思いますが、実は、まわりの人に何かを教えたり、まわりの人の性格を優しくしたりする修行もしているのです」(※2)

「医者から自閉症児と言われた子の親は、それで悩むのではなく、『うちの子は強い個性を持っているのだ』と信じてあげてください」(※3)

たとえ”標準”でなくても、Tは強い個性を持った子なんだと信じ、この子のこれからの人生を支えていこうと思いました。

(※1)人間を幸福に導く神仏の教え。人類に共通する普遍的なルール。
(※2)『じょうずな個性の伸ばし方』より(大川隆法 著 幸福の科学出版刊)。
(※3)『心と体のほんとうの関係。』より(大川隆法 著 幸福の科学出版刊)。

「ユー・アー・エンゼル」との出合い

小学校は、ろう学校ではなく地元の公立小学校の特別支援学級に通わせました。
Tが小学3年生になったある日のこと。幸福の科学の法友(ほうゆう)(※4)が、電話をくれました。 

「Mさん、幸福の科学に障害児支援の団体ができたのよ。今度、渋谷精舎(※5)で集いをやるから、おいでよ!」その団体の名前は、「ユー・アー・エンゼル」(あなたは天使)。大川総裁が名づけてくださったそうです。集いの日、Tを連れて渋谷精舎に着くと、さまざまな障害を持つ子供たちとその親御さんが集っていました。

皆で輪になって、障害や悩みについて語り合いました。皆、「障害があっても、子供の魂は完全」と信じてきたお母さんたちで、心から安心して話ができました。なかには障害児の子育てを終えたお母さん方もいて、「たくさんの素晴らしい体験ができたよ」と爽(さわ)やかに語っている方もいました。

(素晴らしいな。共に教えを学べる仲間がいて本当にありがたい。私もユー・アー・エンゼルの活動に参加しよう)

それから毎週、私とTはユー・アー・エンゼルの教室に通い始めました。そこでは、多くのボランティアの方が、幸福の科学の書籍を読み聞かせたり、勉強を教えたりしてくれます。Tは、言語聴覚士の資格を持つOさんに、幸福の科学の根本経き典『正心法語 』を読み聞かせてもらったり、国語や算数を教わったりしました。耳が聞こえないTが「言葉」を認識できているのか、分からない状態でしたが、Tは教わるのがうれしいようで、毎週喜んで通いました。

(※4)同じ法を学び、学びについて語り合える仲間のこと。
(※5)東京都渋谷区にある、幸福の科学の礼拝施設。さまざまな研修や祈願を開催している。

初めて分かった太陽の思い

Tが中学1年生の時、転機が訪れました。
ユー・アー・エンゼルの集いに、S教授がいらっしゃったのです。
S教授は、障害児教育を研究されていて、言葉が話せない障害者の気持ちを、指の動きを通して読み取る「指筆談」支援を行っています。その日、S教授は参加者全員に指筆談を行ってくれました。そしてTの番になると、S教授は、Tの思いをこのように引き出してくれたのです。

「僕は小さいころから耳が聞こえませんでした。でも、お母さんの声は聞こえていたので、なんとか言葉を覚えてきました」
(えっ、私の声だけ聞こえてた? )
本当に驚きました。病院の検査では、「この子は低い音が聞き取りやすい」と言われていたからです。

そのとき、スタッフの方が私の声を真似て、高い声でTに話しかけてくれました。すると驚いたことに、Tは高い声にハッキリと反応したのです。

その日から、周囲の人々に、Tに高い声で話しかけるようにしてもらったところ、コミュニケーションを取りやすくなり、Tは表情がどんどん豊かになっていきました。

ユー・アー・エンゼルでの学び

その後、もう一つの出会いがありました。大学院で数学を研究しているHさんが、講師として勉強を教えてくれることになったのです。ある時、かけ算のひっ算が解けないTを見て、Hさんはこう言いました。

「Tくんは、視線を縦に動かすのが難しいのかもしれない。ひっ算ではなく、横書きで式を書く分配法則を使ってみましょう」
Hさんがその方法でTに教えると、なんと、今まで解けなかった問題を解くことができたのです。これにも、とても驚きました。Hさんは他にも、Tのために自宅学習用の動画を作るなど、さまざまな工夫をして学力を伸ばしてくださっています。

また、大学で特別支援教育を学ぶSさんに、コミュニケーションの取り方や国語の勉強を教わることになりました。Sさんは、「教える側の工夫で、できることは増えます」と熱心に教えてくれます。

おかげで、Tは少しずつ言葉をつづれるようになりました。現在通っている中学校の特別支援学級の先生も、Tの成長ぶりに驚かれています。

私たち家族は、大川総裁の教えとユー・アー・エンゼルのおかげで、人生が輝き始めました。Tは、大川総裁が説かれている通り、「障害があっても魂は完全」「魂こそが人間の本質」であることを身をもって教えてくれています。また、ユー・アー・エンゼルの学びを通して、多くの人や、目に見えない愛に支えられていることにも気づきました。

私たち家族も、恩返しの人生を生きていけるよう、努力していきたいと思います。障害に悩む多くの方に、幸福の科学の教えと、この活動を伝えていきます。

大川隆法 質疑応答集 罫線(下)

2018年春、ドキュメンタリー映画「心に寄り添う。」が公開!

幸福の科学では、障害児支援団体「ユー・アー・エンゼル」をはじめ、不登校児支援や、いじめ・自殺防止運動などに取り組んでいます。
それらの社会貢献事業を若者たちが取材し、「人生の意味」や「救いとは何か」に迫ったドキュメンタリー映画「心に寄り添う。」が、この春、全国の幸福の科学の支部・精舎で4/27より公開されます。
ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田でも5/5~5/11の1週間限定で上映されます。


〈企画〉 大川隆法
〈監督〉 宇井孝司 / 松本弘司
〈プロデューサー〉 橋詰太奉 / 鈴木 愛 / 大川愛理沙
〈出演〉 希島 凛ARI Production
     小林 裕美 / 藤本 明徳 / 三浦 義晃(HSU生)
〈製作〉 ARI Production

価値観が変わる映画

私が、悩みや障害を持つ方々との出会いのなかで気づいたことは、自分自身の未熟さでした。信仰心を持って純粋に生きている、そうした方々の姿を見て、本当の意味で価値観が変わり、人として成長できたと思います。

また、取材を通して、本当の愛を持っていなかった自分と向き合うことになったんです。無私なる思いで周りの人に愛を与え続ける、ボランティアスタッフの方々の姿を見て、とても感化されました。

この映画が、人生を考えるきっかけになれたらうれしいです。
※写真:「心に寄り添う。」インタビュアー希島 凛(きじま りん)(ARI Production)

映画についてのお問い合わせは、幸福の科学サービスセンターまで。
TEL 03-5793-1727 【火~金】10時~20時 【 土日祝】10時~18時(月曜を除く)

映画「心に寄り添う。」関連体験談

私の息子になってくれてありがとう【体験談】
リストラ、借金、自殺未遂【体験談】

関連リンク

ドキュメンタリー映画「心に寄り添う。」公式サイト
ARI Production
一般社団法人ユー・アー・エンゼル
不登校児支援スクール ネバー・マインド
一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
自殺防止サイト あなたに贈る真理の言葉

書籍で学ぶハンディを背負う子供たちへ

『幸福へのヒント』(大川隆法 著/幸福の科学出版)3章 子供の幸福へのヒント/5 ハンディを背負う子供たちへ/障害を言い訳の材料にしないより抜粋したメッセージ

障害を言い訳の材料にしない

何らかの障害がある人にとっての基本は、「障害を言い訳の材料にしない」ということです。障害があっても、それをむしろプラスに変えていく生き方が大事です。言い訳のみの人生を生きても、絶対に本人のプラスにはなりません。それだけは間違いないのです。

したがって、障害のある子供には、「あなたは素晴らしい人生を生きるために選ばれた人なのだよ。マイナスからのスタートになるけれども、逆境をバネとして生き、道を切り開けば、素晴らしい人生を生きられるのだよ」と教えてあげてください。

アメリカの光明思想家に、デール・カーネギー(1888~1955)という人がいます。『道は開ける』『人を動かす』などの著書で有名です。

この人は、子供のころ、窓から飛び下りた際に指輪が釘に引っ掛かり、左手の人差し指がちぎれてしまったのだそうです。

しかし、彼は後年、次のように述べています。

「私は手の指が一本ないのを悩んだことはない。指が一本ないという事実に気が付くのは、月に一回あるかないかである」

彼は、前向きに、積極的に仕事をして生きていたので、指が一本ないことなど、ほとんどの時間、忘れていたのです。

どこか具合が悪くても、そればかり考えていては、しかたがありません。むしろ、積極的な生き方を展開することに情熱を注いだほうが、人生を終わる時点では絶対に得なのです。

人間は二つのことを同時には考えられません。この特性を使って、「よいほうに、よいほうに」と物事を考えていってください。

「人生の問題集」を見つけ、解決しませんか?

心の力を、あなたも使おう心の力を使おう

あなたも心の力を学び、運命を逆転させてみませんか?

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お近くの幸福の科学の精舎や支部で開示中です。

ラジオラジオを聴く

1991年の放送開始以来、多くのリスナーに愛され続けているラジオ番組「天使のモーニングコール」

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信者体験談一覧
ラジオ番組「天使のモーニングコール」
大川隆法総裁 公開法話・霊言一覧
幸福の科学出版
幸福の科学の研修施設(精舎)
幸福の科学 機関誌 隔月刊「ザ・伝道」一覧

Mさんの長男・Tくんは、3歳の時に聴覚障害が発覚。さらに重複障害も疑われ、周りから「何も理解できない子」と言われ苦しみます。そのなかで、幸せを見いだした理由とは―。
M・Kさん(神奈川県)
月刊「幸福の科学」374号より転載・編集)

体験談人生の意味を教えてくれた、幸福の科学の教えとユー・アー・エンゼルの活動

言葉が出なかった長男

わが家の長男・Tは、2歳半になっても言葉を話しませんでした。3年保育を考えていた私は、幼稚園に入園の相談に行くことに。すると、Tの様子を見た先生は―。

「お母さん、この子、人の言うことがまったく理解できない子なんじゃないですか? こういう子はうちでは預かれませんよ」
「えっ、そんな……!」

私はショックを受けました。
普段のTは、出かけるときには自分から玄関に出て待っているような子で、周りの状況をよく理解できる育てやすい子だと思っていたのです。

戸惑いながらも、私は市の相談窓口や病院を訪ね回りました。そして、1年後にやっと、Tが話さない理由が分かったのです。

「Mさん、Tくんは重度難聴です。どうして今まで気づかなかったんですか?」
「えっ、重度難聴?」
医師によるとTは、ほとんど耳が聞こえていないとのことでした。

市の検診では聞こえていると言われていたので驚きましたが、主人は落ち着いてこう言ってくれました。

「障害があっても、Tにはしっかりした魂が宿っているから、大丈夫だよ。Tの魂の力を信じ育てていこう」

私たち夫婦は幸福の科学で仏法真理(※1)を学んでいたため、人間は”神様と約束した使命”や、魂修行のための”課題”を持って生まれてくることを知っていました。

そして、心身に障害があっても、そのなかに宿っている魂は健全で、今世(こんぜ)の人生を終えてあの世に還(かえ)れば、障害はなくなると学んでいたのです。
 
(私はTの母親として、この子が使命を果たせるよう、全力で支えていこう―)Tは補聴器を作り、ろう学校の幼稚部に通うことになりました。すると……。

「Mさん、この子、手話ができません。障害は重度難聴だけではなく、ADHDや自閉症なども重なっているのでは? 」

ろう学校の先生は毎日、Tの様子を観察し、「目を合わせない」「集中し過ぎる」といった”障害の特徴”を指摘します。先生の心配はありがたいと思いつつも、Tは私とはよく目が合うし、集中力があることは素晴らしいことではないかと思い、先生と意見が対立してしまいました。そんな日々のなか、私の心を支えてくれたのは、大川隆法総裁の教えでした。

「障害など、いろいろな悪条件を持っている人も多いと思いますが、実は、まわりの人に何かを教えたり、まわりの人の性格を優しくしたりする修行もしているのです」(※2)

「医者から自閉症児と言われた子の親は、それで悩むのではなく、『うちの子は強い個性を持っているのだ』と信じてあげてください」(※3)

たとえ”標準”でなくても、Tは強い個性を持った子なんだと信じ、この子のこれからの人生を支えていこうと思いました。

(※1)人間を幸福に導く神仏の教え。人類に共通する普遍的なルール。
(※2)『じょうずな個性の伸ばし方』より(大川隆法 著 幸福の科学出版刊)。
(※3)『心と体のほんとうの関係。』より(大川隆法 著 幸福の科学出版刊)。

「ユー・アー・エンゼル」との出合い

小学校は、ろう学校ではなく地元の公立小学校の特別支援学級に通わせました。
Tが小学3年生になったある日のこと。幸福の科学の法友(ほうゆう)(※4)が、電話をくれました。 

「Mさん、幸福の科学に障害児支援の団体ができたのよ。今度、渋谷精舎(※5)で集いをやるから、おいでよ!」その団体の名前は、「ユー・アー・エンゼル」(あなたは天使)。大川総裁が名づけてくださったそうです。集いの日、Tを連れて渋谷精舎に着くと、さまざまな障害を持つ子供たちとその親御さんが集っていました。

皆で輪になって、障害や悩みについて語り合いました。皆、「障害があっても、子供の魂は完全」と信じてきたお母さんたちで、心から安心して話ができました。なかには障害児の子育てを終えたお母さん方もいて、「たくさんの素晴らしい体験ができたよ」と爽(さわ)やかに語っている方もいました。

(素晴らしいな。共に教えを学べる仲間がいて本当にありがたい。私もユー・アー・エンゼルの活動に参加しよう)

それから毎週、私とTはユー・アー・エンゼルの教室に通い始めました。そこでは、多くのボランティアの方が、幸福の科学の書籍を読み聞かせたり、勉強を教えたりしてくれます。Tは、言語聴覚士の資格を持つOさんに、幸福の科学の根本経典『正心法語 』を読み聞かせてもらったり、国語や算数を教わったりしました。耳が聞こえないTが「言葉」を認識できているのか、分からない状態でしたが、Tは教わるのがうれしいようで、毎週喜んで通いました。

(※4)同じ法を学び、学びについて語り合える仲間のこと。
(※5)東京都渋谷区にある、幸福の科学の礼拝施設。さまざまな研修や祈願を開催している。

初めて分かったTの思い

Tが中学1年生の時、転機が訪れました。
ユー・アー・エンゼルの集いに、S教授がいらっしゃったのです。
S教授は、障害児教育を研究されていて、言葉が話せない障害者の気持ちを、指の動きを通して読み取る「指筆談」支援を行っています。その日、S教授は参加者全員に指筆談を行ってくれました。そしてTの番になると、S教授は、Tの思いをこのように引き出してくれたのです。

「僕は小さいころから耳が聞こえませんでした。でも、お母さんの声は聞こえていたので、なんとか言葉を覚えてきました」
(えっ、私の声だけ聞こえてた? )
本当に驚きました。病院の検査では、「この子は低い音が聞き取りやすい」と言われていたからです。

そのとき、スタッフの方が私の声を真似て、高い声でTに話しかけてくれました。すると驚いたことに、Tは高い声にハッキリと反応したのです。

その日から、周囲の人々に、Tに高い声で話しかけるようにしてもらったところ、コミュニケーションを取りやすくなり、Tは表情がどんどん豊かになっていきました。

ユー・アー・エンゼルでの学び

その後、もう一つの出会いがありました。大学院で数学を研究しているHさんが、講師として勉強を教えてくれることになったのです。ある時、かけ算のひっ算が解けないTを見て、Hさんはこう言いました。

「Tくんは、視線を縦に動かすのが難しいのかもしれない。ひっ算ではなく、横書きで式を書く分配法則を使ってみましょう」
Hさんがその方法でTに教えると、なんと、今まで解けなかった問題を解くことができたのです。これにも、とても驚きました。Hさんは他にも、Tのために自宅学習用の動画を作るなど、さまざまな工夫をして学力を伸ばしてくださっています。

また、大学で特別支援教育を学ぶSさんに、コミュニケーションの取り方や国語の勉強を教わることになりました。Sさんは、「教える側の工夫で、できることは増えます」と熱心に教えてくれます。

おかげで、Tは少しずつ言葉をつづれるようになりました。現在通っている中学校の特別支援学級の先生も、Tの成長ぶりに驚かれています。

私たち家族は、大川総裁の教えとユー・アー・エンゼルのおかげで、人生が輝き始めました。Tは、大川総裁が説かれている通り、「障害があっても魂は完全」「魂こそが人間の本質」であることを身をもって教えてくれています。また、ユー・アー・エンゼルの学びを通して、多くの人や、目に見えない愛に支えられていることにも気づきました。

私たち家族も、恩返しの人生を生きていけるよう、努力していきたいと思います。障害に悩む多くの方に、幸福の科学の教えと、この活動を伝えていきます。

大川隆法 質疑応答集 罫線(下)

2018年春、ドキュメンタリー映画「心に寄り添う。」が公開!

幸福の科学では、障害児支援団体「ユー・アー・エンゼル」をはじめ、不登校児支援や、いじめ・自殺防止運動などに取り組んでいます。
それらの社会貢献事業を若者たちが取材し、「人生の意味」や「救いとは何か」に迫ったドキュメンタリー映画「心に寄り添う。」が、この春、全国の幸福の科学の支部・精舎で4/27より公開されます。
ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田でも5/5~5/11の1週間限定で上映されます。※ ヒューマントラストシネマ渋谷 では、好評のため 5/17(木)まで上映が延長となりました!


〈企画〉 大川隆法
〈監督〉 宇井孝司 / 松本弘司
〈プロデューサー〉 橋詰太奉 / 鈴木 愛 / 大川愛理沙
〈出演〉 希島 凛ARI Production
     小林 裕美 / 藤本 明徳 / 三浦 義晃(HSU生)
〈製作〉 ARI Production

価値観が変わる映画

私が、悩みや障害を持つ方々との出会いのなかで気づいたことは、自分自身の未熟さでした。信仰心を持って純粋に生きている、そうした方々の姿を見て、本当の意味で価値観が変わり、人として成長できたと思います。

また、取材を通して、本当の愛を持っていなかった自分と向き合うことになったんです。無私なる思いで周りの人に愛を与え続ける、ボランティアスタッフの方々の姿を見て、とても感化されました。

この映画が、人生を考えるきっかけになれたらうれしいです。
※写真:「心に寄り添う。」インタビュアー希島 凛(きじま りん)(ARI Production)

映画についてのお問い合わせは、幸福の科学サービスセンターまで。
TEL 03-5793-1727 【火~金】10時~20時 【 土日祝】10時~18時(月曜を除く)

映画「心に寄り添う。」関連体験談

私の息子になってくれてありがとう【体験談】
リストラ、借金、自殺未遂【体験談】

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ドキュメンタリー映画「心に寄り添う。」公式サイト
ARI Production
一般社団法人ユー・アー・エンゼル
不登校児支援スクール ネバー・マインド
一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
自殺防止サイト あなたに贈る真理の言葉

書籍で学ぶハンディを背負う子供たちへ

『幸福へのヒント』(大川隆法 著/幸福の科学出版)3章 子供の幸福へのヒント/5 ハンディを背負う子供たちへ/障害を言い訳の材料にしないより抜粋したメッセージ

障害を言い訳の材料にしない

何らかの障害がある人にとっての基本は、「障害を言い訳の材料にしない」ということです。障害があっても、それをむしろプラスに変えていく生き方が大事です。言い訳のみの人生を生きても、絶対に本人のプラスにはなりません。それだけは間違いないのです。

したがって、障害のある子供には、「あなたは素晴らしい人生を生きるために選ばれた人なのだよ。マイナスからのスタートになるけれども、逆境をバネとして生き、道を切り開けば、素晴らしい人生を生きられるのだよ」と教えてあげてください。

アメリカの光明思想家に、デール・カーネギー(1888~1955)という人がいます。『道は開ける』『人を動かす』などの著書で有名です。

この人は、子供のころ、窓から飛び下りた際に指輪が釘に引っ掛かり、左手の人差し指がちぎれてしまったのだそうです。

しかし、彼は後年、次のように述べています。

「私は手の指が一本ないのを悩んだことはない。指が一本ないという事実に気が付くのは、月に一回あるかないかである」

彼は、前向きに、積極的に仕事をして生きていたので、指が一本ないことなど、ほとんどの時間、忘れていたのです。

どこか具合が悪くても、そればかり考えていては、しかたがありません。むしろ、積極的な生き方を展開することに情熱を注いだほうが、人生を終わる時点では絶対に得なのです。

人間は二つのことを同時には考えられません。この特性を使って、「よいほうに、よいほうに」と物事を考えていってください。

「人生の問題集」を見つけ、解決しませんか?

心の力を、あなたも使おう心の力を使おう

あなたも心の力を学び、運命を逆転させてみませんか?

書籍本を読む

法話法話を直接聴く

お近くの幸福の科学の精舎や支部で開示中です。

ラジオラジオを聴く

1991年の放送開始以来、多くのリスナーに愛され続けているラジオ番組「天使のモーニングコール」

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ラジオ番組「天使のモーニングコール」
大川隆法総裁 公開法話・霊言一覧
幸福の科学出版
幸福の科学の研修施設(精舎)
幸福の科学 機関誌 隔月刊「ザ・伝道」一覧

Hさんは、自閉症の長男・Tさんと一緒に幸福の科学の障害児支援団体「一般社団法人ユー・アー・エンゼル」で活動しています。数々の苦労を喜びに変えてきた、25年の歩みをお聞きしました。
H・Sさん(鹿児島県・50代・女性)
月刊「幸福の科学」357号より転載・編集
※こちらの記事は、映画「心に寄り添う。」に関連する体験談です。

体験談自閉症の息子と一緒に見つけた本当の幸せ―

まさか、私の子が

「Tくんは、広汎性発達障害(※1)です。これから療育していきましょう」
それは、1994年、長男・Tが3歳のとき、児童相談所の専門家から告げられた言葉でした。

(発達障害……)
確かにTは、2つ上の長女と比べて「育てにくい」子ではありました。絵本を読んでも興味を示さない。おもちゃを与えても喜ばない。2歳半を過ぎても「ママ」「パパ」以外の言葉を話さない―。「少し発達が遅いのかな」と思うことはありましたが、まさか「障害」と言われるなんて……。

あまりのショックで現実を受け止めきれずにいたころ。幸福の科学の映画「ノストラダムス戦慄の啓示」(※2)が公開され、私は子育ての合間に映画館に足を運びました。その劇中で、人間があの世からこの世に生まれてくる前に、夫婦や親子になる相手と約束を交わしている場面が描かれていたのです。

ある男性は、障害を持って生まれることを計画していました。そして自分の母親になる女性に、「大変な修行になるけど、お願いします」と頼んでいるのです。母親になる女性は答えました。

「勇気を持って、あなたを育てるわ」
そのシーンが、私の心を揺さぶりました。
(私とTも、こうしてあの世で約束してきたんだ)

私は、Tが生まれた年に幸福の科学に入会し、仏法真理(※3)を学んでいました。だから、人間は生まれてくる前にあの世(天国)で「人生計画」を立ててくることや、あえて障害者として生まれることで、人々に勇気と希望を与える使命を担っている人もいることを、「知識」としては知っていたのです。

(↑ Tさんが4歳のとき。目を離したすきに池で遊んでいた。)

この映画を観たとき、やっと、それを自分のこととして受け止める覚悟ができました。

(※1)知的障害を伴う自閉症・高機能自閉症・アスペルガー症候群・レット症候群・小児期崩壊性障害などを包括した発達障害の総称。
(※2)映画「ノストラダムス戦慄の啓示」(1994年公開)
(※3)人間を幸福に導く神仏の教え。人類に共通する普遍的なルール。

心が挫(くじ)けそうなときは―

とは言え、偏食も多く、散髪や爪切りもままならず、突然走り出すことも多いTを育てるのは、容易なことではありませんでした。
 
4歳で入った保育園では、特別に2歳児クラスに受け入れてもらいました。小学校は、近くの公立学校の支援学級に通学。

登校中、Tは道端の落ち葉や泥を見つけると、夢中で遊び始めてしまうので、一緒に通っていた長女まで遅刻してしまうことも……。

警察のお世話になる騒動を起こしたこともあります。Tが小学1年生のとき、長女のピアノの練習に連れて行った日のこと。駐車場に車を止めた途端、Tがぱっとドアを開けて走り出てしまったのです。

「待って、T!」

慌てて追いかけましたが見つからず、警察に通報しました。捜索は何時間も続き、日付が変わる直前になってやっと、2キロ離れたレンタルビデオ店で発見されたのです。
(ああ。無事で良かった)

少しでも目を離すと、Tは家や教室を抜け出し、川に入ったり崖を登ったり……。

一見すると健常児と変わらないため、事あるごとに「変な子」「躾(しつけ)が悪い」と、周りから冷ややかな目で見られます。
(私がもっとしっかりしなくちゃ……)

心が安まらず、いたたまれない気持ちになるたびに、私は大川隆法総裁の著書『ユートピア創造論』を開きました。

「(仏は)人生の途上に、一見、苦難・困難と見えるような状況をも用意します。しかし、それは決して人間を苦しめるために存在するのではありません。仏はあくまでも、一人ひとりの人間が、その困難を乗りきり、至福の世界に入ってくることを願っているのです」

その言葉が、挫けそうになる私の心に力を与えてくれます。
(Tと一緒に頑張ろう。同じように苦しんでいる人の励みになるような、そんな生き方を目指したい……)

「ブッダさま、ブッダさま」

Tにとっても、大川総裁の教えは特別なものだったようです。

「ブッダさま、ブッダさま、ブッダさま」
こう言って、大川総裁の御法話ビデオを自分でかけては、ビデオが擦(す)り切れるほど、繰り返し真剣に観ていました。また、Tは家の中で大川総裁の写真を大切そうに持ち歩いていたのです。

家族全員が教えを学んでいるので、Tが障害を持って生まれてきた意味を深く理解し、いつも温かく見守っていました。Tが新しい言葉を覚えたり、できることが増えたりするたび、家族みんなで大喜びします。

学校の先生方のご協力や療育のおかげもあって、小学校高学年ごろから、Tの衝動的な行動は次第に治まっていきました。

(信仰に支えられて、ここまでこれた―)
そう実感するにつけ、障害児を育てている方にこそ、大川総裁の教えをお伝えしたいと思うようになっていったのです。

「桜島のような心で生きたい」

Tが24歳になった、2015年11月のある日。
知人に誘われ、幸福の科学の障害児支援団体「ユー・アー・エンゼル」の集いに参加しました。

そこで、諏訪(すわ)理事長から、活動についての説明がありました。
「『ユー・アー・エンゼル』は、『障害があっても魂は健全』と考えています。障害があると、『この子の知能は◯歳児程度です』とか、『この子はこれができません』とか、できないことに注目されがちです。

でも私たちは、その子がどうしたらできるようになるかを考えて、一人ひとりに向き合っています。
すると、字が書けなかった子が書けるようになったり、歩けなかった子が立ち上がったり、奇跡的な事例がたくさん起き始めています」

諏訪理事長の話を聞いて、ハッとしました。
(今までTが普通に生活できれば良いと思っていたけど、もっとTのためにしてあげられることがあるかもしれない)
私は「ユー・アー・エンゼル」の活動に参加させていただこうと決めました。

そして2017年6月、東京で行われた「ユー・アー・エンゼル」の集いに、Tと一緒に参加したときのことです。
その日のゲストスピーカーであったS教授は多くの重度障害児と接し、指筆談やスキャンワープロで障害児の気持ちを表現させる研究に長年取り組んでおられます。

この日はTも指筆談にトライすることになりました。
(どんな思いを伝えてくるんだろう……)

Tの指が、S教授の手のひらのなかで動き、Tが綴(つづ)った言葉をS教授が”通訳”してくれます。
「ここまでこれたのも、両親のおかげだし、何とかして僕も、普通の人間として生きる道を探したいと思います―」
 
Tは、私たちへの感謝の言葉や、思い通りに体を動かせない苦しさ、本当はもっと文字の勉強がしたいことなど、普段は知ることのできない、数々の思いを伝えてくれたのです。

そしてその締めくくりは―。
「おおらかな、あの桜島のような気持ちで僕は生きていきたいです」
 
Tは小さいときから、よく桜島を眺めて、絵に描いていたのです。S教授には、私たちが鹿児島から来たことを伝えていなかったので、「桜島」の話が出てきたことに、とても驚きました。

(Tの知能は、24歳になった今でも2歳児程度と言われていたけど、心は立派に成長していたんだ)
「障害があっても魂は健全」という教えを身をもって感じた体験でした。

Tの可能性を信じて

7月に参加した「ユー・アー・エンゼル」の合宿では、Tもローマ字などに挑戦しました。

私は今まで、「Tは2歳児程度の知能しかないと言われているし、勉強は難しいだろう」と思い、Tの力を引き出そうとしてこなかったのです。

しかし、「ユー・アー・エンゼル」では、指導員の方が一人ひとりに合った方法を探りながら支援してくれます。「障害者だから」と決めつけず、可能性を信じてくれるのです。

私は、大川総裁の教えを学んでいながら、Tのなかに立派な大人の魂が宿っていることを、本当に信じられていただろうかと、反省しました。私が家を空けるとき、Tがいるのに声をかけずに出てしまったこともあります。
(Tはちゃんと分かっているのに……。ごめんね)

私は、Tへの接し方を改め、世話を焼き過ぎずに、できるだけ自分でやらせて見守るようにしました。また、いずれはTがパソコンで自分の気持ちを伝えられるように、文の読み書きも教え始めたのです。

(Tといろいろなことに挑戦したい!)
そんな私の思いをTは敏感に感じ取り、とても喜んでいるようです。

(Tが「障害を持ちながらも多くの人に希望や勇気を与える人生を生きたい」と願うなら、その使命を応援してあげたい)
今は、そんな気持ちでいっぱいです。

障害者の幸せを願って

障害者と接する人のなかには、心無い言葉を口にしたり、ぞんざいな扱いをしたりする人もいます。それはやはり、「障害があっても魂は健全」という真実を知らないからだと思うのです。

2017年7月には、障害者を傷つける悲しい事件がありました。障害者を虐(しい)たげるような考えが、世の中に広まらないようにしたいと心から願っています。

私は、重度自閉症のTを授(さず)かったことで、自分の器を広げる機会をいただき、家族の絆も強まりました。この幸せは、Tが運んできてくれたと感じています。

私は今、「障害者と、その家族のサポートをしたい」と思い、幸福の科学の拠点で「ユー・アー・エンゼル」の集いを開催しています。今後もTと一緒にこの活動に取り組み、世の中に幸せな人を増やしていきたいです。

家族からTへ

Tは天真爛漫(てんしんらんまん)で明るいので、いつも家の中を照らしてくれる存在です。Tの使命が果たせるように、応援しながら見守っています。(父・Mさん)

癒(いや)し、元気、喜び、感動など、Tからたくさんの”宝物”をもらっています。私の弟として生まれてきてくれて本当にありがとう!(姉・Aさん)

僕は、一生懸命で、純粋で、優しくて、心が広い兄を尊敬しています。仏法真理を学ぶ「法友」として、一緒に成長していきたいです。(弟・Kさん)

書籍で学ぶ「信仰パワー」で病気を治そう

『幸福へのヒント』(大川隆法 著/幸福の科学出版)第3章 子供の幸福へのヒント/5 ハンディを背負う子供たちへ/スタートラインから進んだ距離が測られる

スタートラインから進んだ距離が測られる

自分の子供が何かの障害を持っていたとしても、決して落胆してはいけません。「ハンディがあるからこそ、あなたは頑張れるのだよ」という話を子供にしてあげてください。

人生は、いろいろなあやがあって、でき上がっているのですから、ハンディのあることが不幸だとは決して言えないのです。

人によってスタートラインが違うのは、ある程度、しかたがありません。しかし、どのスタートラインから始めたとしても、そこからどれだけ進んだか、どれだけ頑張ったかが測られるのです。

ある人は、「五体満足で、頭もよく、大富豪の家に生まれた」という条件でスタートし、どこまで進めるかが測られます。また、ある人は、非常な逆境からスタートし、どこまで進めるかが測られます。

いずれにしろ、魂にとっては、「これだけ歩いた。これだけ走った」という距離が測られるのです。そう思えば、困難を切り抜けることができると思います。つらいこともあるでしょうが、そういうときのために光明思想もあるのです。

最後に、肉体的には障害はあっても、霊的には完全であることを忘れないでください。実在界に帰天したあとは、自由自在です。そのときに、人生の問題集の意味を悟る人もいるのです。

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Hさんは、自閉症の長男・Tさんと一緒に幸福の科学の障害児支援団体「一般社団法人ユー・アー・エンゼル」で活動しています。数々の苦労を喜びに変えてきた、25年の歩みをお聞きしました。
H・Sさん(鹿児島県・50代・女性)
月刊「幸福の科学」357号より転載・編集
※こちらの記事は、映画「心に寄り添う。」に関連する体験談です。

体験談自閉症の息子と一緒に見つけた本当の幸せ―

まさか、私の子が

「Tくんは、広汎性発達障害(※1)です。これから療育していきましょう」
それは、1994年、長男・Tが3歳のとき、児童相談所の専門家から告げられた言葉でした。

(発達障害……)
確かにTは、2つ上の長女と比べて「育てにくい」子ではありました。絵本を読んでも興味を示さない。おもちゃを与えても喜ばない。2歳半を過ぎても「ママ」「パパ」以外の言葉を話さない―。「少し発達が遅いのかな」と思うことはありましたが、まさか「障害」と言われるなんて……。

あまりのショックで現実を受け止めきれずにいたころ。幸福の科学の映画「ノストラダムス戦慄の啓示」(※2)が公開され、私は子育ての合間に映画館に足を運びました。その劇中で、人間があの世からこの世に生まれてくる前に、夫婦や親子になる相手と約束を交わしている場面が描かれていたのです。

ある男性は、障害を持って生まれることを計画していました。そして自分の母親になる女性に、「大変な修行になるけど、お願いします」と頼んでいるのです。母親になる女性は答えました。

「勇気を持って、あなたを育てるわ」
そのシーンが、私の心を揺さぶりました。
(私とTも、こうしてあの世で約束してきたんだ)

私は、Tが生まれた年に幸福の科学に入会し、仏法真理(※3)を学んでいました。だから、人間は生まれてくる前にあの世(天国)で「人生計画」を立ててくることや、あえて障害者として生まれることで、人々に勇気と希望を与える使命を担っている人もいることを、「知識」としては知っていたのです。

(↑ Tさんが4歳のとき。目を離したすきに池で遊んでいた。)

この映画を観たとき、やっと、それを自分のこととして受け止める覚悟ができました。

(※1)知的障害を伴う自閉症・高機能自閉症・アスペルガー症候群・レット症候群・小児期崩壊性障害などを包括した発達障害の総称。
(※2)映画「ノストラダムス戦慄の啓示」(1994年公開)
(※3)人間を幸福に導く神仏の教え。人類に共通する普遍的なルール。

心が挫(くじ)けそうなときは―

とは言え、偏食も多く、散髪や爪切りもままならず、突然走り出すことも多いTを育てるのは、容易なことではありませんでした。
 
4歳で入った保育園では、特別に2歳児クラスに受け入れてもらいました。小学校は、近くの公立学校の支援学級に通学。

登校中、Tは道端の落ち葉や泥を見つけると、夢中で遊び始めてしまうので、一緒に通っていた長女まで遅刻してしまうことも……。

警察のお世話になる騒動を起こしたこともあります。Tが小学1年生のとき、長女のピアノの練習に連れて行った日のこと。駐車場に車を止めた途端、Tがぱっとドアを開けて走り出てしまったのです。

「待って、T!」

慌てて追いかけましたが見つからず、警察に通報しました。捜索は何時間も続き、日付が変わる直前になってやっと、2キロ離れたレンタルビデオ店で発見されたのです。
(ああ。無事で良かった)

少しでも目を離すと、Tは家や教室を抜け出し、川に入ったり崖を登ったり……。

一見すると健常児と変わらないため、事あるごとに「変な子」「躾(しつけ)が悪い」と、周りから冷ややかな目で見られます。
(私がもっとしっかりしなくちゃ……)

心が安まらず、いたたまれない気持ちになるたびに、私は大川隆法総裁の著書『ユートピア創造論』を開きました。

「(仏は)人生の途上に、一見、苦難・困難と見えるような状況をも用意します。しかし、それは決して人間を苦しめるために存在するのではありません。仏はあくまでも、一人ひとりの人間が、その困難を乗りきり、至福の世界に入ってくることを願っているのです」

その言葉が、挫けそうになる私の心に力を与えてくれます。
(Tと一緒に頑張ろう。同じように苦しんでいる人の励みになるような、そんな生き方を目指したい……)

「ブッダさま、ブッダさま」

Tにとっても、大川総裁の教えは特別なものだったようです。

「ブッダさま、ブッダさま、ブッダさま」
こう言って、大川総裁の御法話ビデオを自分でかけては、ビデオが擦(す)り切れるほど、繰り返し真剣に観ていました。また、Tは家の中で大川総裁の写真を大切そうに持ち歩いていたのです。

家族全員が教えを学んでいるので、Tが障害を持って生まれてきた意味を深く理解し、いつも温かく見守っていました。Tが新しい言葉を覚えたり、できることが増えたりするたび、家族みんなで大喜びします。

学校の先生方のご協力や療育のおかげもあって、小学校高学年ごろから、Tの衝動的な行動は次第に治まっていきました。

(信仰に支えられて、ここまでこれた―)
そう実感するにつけ、障害児を育てている方にこそ、大川総裁の教えをお伝えしたいと思うようになっていったのです。

「桜島のような心で生きたい」

Tが24歳になった、2015年11月のある日。
知人に誘われ、幸福の科学の障害児支援団体「ユー・アー・エンゼル」の集いに参加しました。

そこで、諏訪(すわ)理事長から、活動についての説明がありました。
「『ユー・アー・エンゼル』は、『障害があっても魂は健全』と考えています。障害があると、『この子の知能は◯歳児程度です』とか、『この子はこれができません』とか、できないことに注目されがちです。

でも私たちは、その子がどうしたらできるようになるかを考えて、一人ひとりに向き合っています。
すると、字が書けなかった子が書けるようになったり、歩けなかった子が立ち上がったり、奇跡的な事例がたくさん起き始めています」

諏訪理事長の話を聞いて、ハッとしました。
(今までTが普通に生活できれば良いと思っていたけど、もっとTのためにしてあげられることがあるかもしれない)
私は「ユー・アー・エンゼル」の活動に参加させていただこうと決めました。

そして2017年6月、東京で行われた「ユー・アー・エンゼル」の集いに、Tと一緒に参加したときのことです。
その日のゲストスピーカーであったS教授は多くの重度障害児と接し、指筆談やスキャンワープロで障害児の気持ちを表現させる研究に長年取り組んでおられます。

この日はTも指筆談にトライすることになりました。
(どんな思いを伝えてくるんだろう……)

Tの指が、S教授の手のひらのなかで動き、Tが綴(つづ)った言葉をS教授が”通訳”してくれます。
「ここまでこれたのも、両親のおかげだし、何とかして僕も、普通の人間として生きる道を探したいと思います―」
 
Tは、私たちへの感謝の言葉や、思い通りに体を動かせない苦しさ、本当はもっと文字の勉強がしたいことなど、普段は知ることのできない、数々の思いを伝えてくれたのです。

そしてその締めくくりは―。
「おおらかな、あの桜島のような気持ちで僕は生きていきたいです」
 
Tは小さいときから、よく桜島を眺めて、絵に描いていたのです。S教授には、私たちが鹿児島から来たことを伝えていなかったので、「桜島」の話が出てきたことに、とても驚きました。

(Tの知能は、24歳になった今でも2歳児程度と言われていたけど、心は立派に成長していたんだ)
「障害があっても魂は健全」という教えを身をもって感じた体験でした。

Tの可能性を信じて

7月に参加した「ユー・アー・エンゼル」の合宿では、Tもローマ字などに挑戦しました。

私は今まで、「Tは2歳児程度の知能しかないと言われているし、勉強は難しいだろう」と思い、Tの力を引き出そうとしてこなかったのです。

しかし、「ユー・アー・エンゼル」では、指導員の方が一人ひとりに合った方法を探りながら支援してくれます。「障害者だから」と決めつけず、可能性を信じてくれるのです。

私は、大川総裁の教えを学んでいながら、Tのなかに立派な大人の魂が宿っていることを、本当に信じられていただろうかと、反省しました。私が家を空けるとき、Tがいるのに声をかけずに出てしまったこともあります。
(Tはちゃんと分かっているのに……。ごめんね)

私は、Tへの接し方を改め、世話を焼き過ぎずに、できるだけ自分でやらせて見守るようにしました。また、いずれはTがパソコンで自分の気持ちを伝えられるように、文の読み書きも教え始めたのです。

(Tといろいろなことに挑戦したい!)
そんな私の思いをTは敏感に感じ取り、とても喜んでいるようです。

(Tが「障害を持ちながらも多くの人に希望や勇気を与える人生を生きたい」と願うなら、その使命を応援してあげたい)
今は、そんな気持ちでいっぱいです。

障害者の幸せを願って

障害者と接する人のなかには、心無い言葉を口にしたり、ぞんざいな扱いをしたりする人もいます。それはやはり、「障害があっても魂は健全」という真実を知らないからだと思うのです。

2017年7月には、障害者を傷つける悲しい事件がありました。障害者を虐(しい)たげるような考えが、世の中に広まらないようにしたいと心から願っています。

私は、重度自閉症のTを授(さず)かったことで、自分の器を広げる機会をいただき、家族の絆も強まりました。この幸せは、Tが運んできてくれたと感じています。

私は今、「障害者と、その家族のサポートをしたい」と思い、幸福の科学の拠点で「ユー・アー・エンゼル」の集いを開催しています。今後もTと一緒にこの活動に取り組み、世の中に幸せな人を増やしていきたいです。

家族からTへ

Tは天真爛漫(てんしんらんまん)で明るいので、いつも家の中を照らしてくれる存在です。Tの使命が果たせるように、応援しながら見守っています。(父・Mさん)

癒(いや)し、元気、喜び、感動など、Tからたくさんの”宝物”をもらっています。私の弟として生まれてきてくれて本当にありがとう!(姉・Aさん)

僕は、一生懸命で、純粋で、優しくて、心が広い兄を尊敬しています。仏法真理を学ぶ「法友」として、一緒に成長していきたいです。(弟・Kさん)

書籍で学ぶ「信仰パワー」で病気を治そう

『幸福へのヒント』(大川隆法 著/幸福の科学出版)第3章 子供の幸福へのヒント/5 ハンディを背負う子供たちへ/スタートラインから進んだ距離が測られる

スタートラインから進んだ距離が測られる

自分の子供が何かの障害を持っていたとしても、決して落胆してはいけません。「ハンディがあるからこそ、あなたは頑張れるのだよ」という話を子供にしてあげてください。

人生は、いろいろなあやがあって、でき上がっているのですから、ハンディのあることが不幸だとは決して言えないのです。

人によってスタートラインが違うのは、ある程度、しかたがありません。しかし、どのスタートラインから始めたとしても、そこからどれだけ進んだか、どれだけ頑張ったかが測られるのです。

ある人は、「五体満足で、頭もよく、大富豪の家に生まれた」という条件でスタートし、どこまで進めるかが測られます。また、ある人は、非常な逆境からスタートし、どこまで進めるかが測られます。

いずれにしろ、魂にとっては、「これだけ歩いた。これだけ走った」という距離が測られるのです。そう思えば、困難を切り抜けることができると思います。つらいこともあるでしょうが、そういうときのために光明思想もあるのです。

最後に、肉体的には障害はあっても、霊的には完全であることを忘れないでください。実在界に帰天したあとは、自由自在です。そのときに、人生の問題集の意味を悟る人もいるのです。

「人生の問題集」を見つけ、解決しませんか?

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