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25 January

友達に嫉妬していた私—べったりしすぎない自立した友人関係へ【幸福の科学 信仰体験】

この記事は、毎月発刊の機関誌「ヤング・ブッダ」第24号より転載し、編集を加えたものです。

Mさん(10代・女性)

友達が急に変わり別の子と話すことが増えた

高校2年の終わりごろのことです。私は深い悩みの中にありました。1年生の時からいつも一緒に行動していた同じクラスのYが、急に別の子と話すことが増えたからです。

どうして一緒にいてくれなくなったのかわかりません。

話題が豊富なYは、みんなを盛り上げるのが得意で、クラスの人気者でした。でも、私はYほど親しく話せる友達がおらず、次第に休み時間も独りでぽつんとしていることが多くなりました。

たまにクラスメイトが話し掛けてくれても、耳に入ってくるのはYの楽しそうな笑い声だけ。Yが私といるときより、何だか楽しそうに思えました。

お弁当の時間だけは一緒でしたが、それさえも、きっと今まで一緒にいたから仕方なく私と付き合ってくれているんだろう、と考えてしまいます。

3年生になっても状況は変わらず、あんなに嫌な気持ちをするくらいなら学校になんて行きたくない、と家で泣いたこともありました。

幸福の科学の人がアドバイスしてくれた

夏休みも終わりに近づいたある日のこと。幸福の科学 学生部で知り合った大学生の先輩とお話しする機会がありました。私が、先輩の通っている大学を志望していると知って、応援しようと声をかけてくださったのです。

先輩は、参考書や志望校についての対策など、受験についてアドバイスしてくださった後、ふとこう言いました。

「学校はどう? 元気でやってる?」

先輩の優しさに触れて、思わず私は、辛い胸のうちを明かしていました。先輩はうなずきながら、私の話に耳を傾けてくれました。

「辛かったね。私も、高校時代は人間関係で悩んだことがあったから分かる。でもそれって、友達に求めてばかりじゃない?違う?」

私はドキッとしました。

「幸福の科学ではね、他の人に何かしてほしい、与えてほしいとばかり考えるのは『奪う愛』といって、苦しみの原因だって教えられているの」

先輩がそう教えてくれ、自分がYにべったりで、行動を縛っていたから苦しかったんだとはっとしました。Yへの気持ちが先輩の言う「奪う愛」であることに気づいたからです。

「『一緒にいてくれないとイヤだ!』と相手を縛るのが愛じゃないの。愛は風のように透明なものなんだよね」

「Yちゃん以外の友達にも目を向けて、自分から話し掛けてごらん。まず、挨拶から始めればいいよ」

先輩の言葉に、悩みでモヤモヤしていた気持ちがサーッと晴れ、心が軽くなるのを感じました。

聞き上手だと喜ばれて他の友達ができた

翌日は、久しぶりに明るい気持ちで学校に向かいました。

先輩のアドバイスを受けて、クラスのみんなと仲良くなりたいという気持ちが湧いてきたからです。

私はまず、今まであまり話したことのなかったクラスメイトに、笑顔で挨拶をしました。休み時間にも、自分から友達の輪の中に入っていきました。

最初は、「なにか面白いことを言わないといけない」と焦る気持ちもありました。でも、無理して話そうとするより、みんなの話を聞く方が自分に向いていると気づいてからは、自然にとけ込めるようになりました。

「Mちゃんって、すごく聞き上手だね。Mちゃんとだったら将来の夢とか、大事な話もできるね」

そんなことを言ってくれる友達もできました。

私は次第に、Yが他の友達と話をしていても、気にならなくなりました。むしろ、Yに新しい友達ができたことを心から喜べるようになりました。

嫉妬をしていたのは相手も同じだった

するとある時、Yから電話がかかってきました。

話をするうちに、Yも私と同じ気持ちでいたことがわかってきました。

私が他の友達と一緒にいる時間が長くなったことを気にしていたのです。

そこで私は、自分もYがずっと一緒にいてくれなくなったことで嫉妬していたとを正直に話したうえで、Yをイヤな気持ちにさせてしまったことを謝りました。

Yと半年ぶりに本音で話せ、今までの悩みがきれいに消えていきました。

自立した友人関係を築くことができるようになった

それからは、いつも一緒ではなく、お互いに自立した友人関係になれました。勉強の面でも切磋琢磨できるようになり、今年、第一志望の大学に無事合格することができました。

人間関係の悩みをきっかけに、私は自分の心の狭さを反省しました。その結果、今でも付き合いが続いているたくさんの友達ができたのです。

今、人間関係で悩んでいる人がいたら、「それはあなたの人付き合いの幅を広げるチャンスだよ」と言ってあげたいです。

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